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星野リゾート代表、“ホテル代高騰”で下がる満足度に警鐘。「観光立国と逆方向に行っている」
赤井 厚雄株式会社ナウキャスト 取締役会長
価格の高騰を無邪気に喜んでいるだけではダメだというのはわかる。ただし、上昇している価格を無理矢理引き下げるのも同じくらい意味のないこと。超過利益があるのなら、その超過分の何がしかを、①株主への還元、②従業員の待遇改善、③施設の設備投資に使うのが、経営者の手腕であるはず。「持続可能な価格でコントロールすべき」という一見もっともらしい星野さんの主張は、彼の経営するリゾートの戦略と表裏一体をなすものだと私は感じます。彼のいう方向は一つのものだとして、皆がそれに流される必要はない。現状を踏まえ、もっと多様な考え方や戦略があってもよい、というのが私の考え方です。
3月訪日客、初の3百万人超 四半期で消費1.7兆円
情報流出のLINEヤフーに指導 2度目、再発防止策不十分と判断
赤井 厚雄株式会社ナウキャスト 取締役会長
わかりやすくいえば、LINEヤフーが「できる限りのこと」だけやって「やるべきこと」をすべてやっていないと、国が判断したということです。株主の入れ替えについても、新しい受け皿を見つけてTOBをかけたら出来ること。それを「価格が折り合わない」だとか「プロセスに時間がかかる」と言って先延ばしするのは、自らが起こした不祥事とまともに向き合っていないことと同じ。つまり、問題は繰り返されると考えるのが普通です。
それゆえ、総務省は更なる処分に踏み切るのだと考えるべきてす。
LINEヤフーから、株主であるネイバーにその深刻さが伝わっていないとしか考えられない事態です。
物言う株主が都心高層ビルの「含み益」実現要求-地価上昇で広がりも
赤井 厚雄株式会社ナウキャスト 取締役会長
アクティビストが不動産会社等に保有物件の売却を求めるなどというと、さも悪いことを言っているように感じるかもしれないが、「建てて保有する」という日本の不動産会社のやっていることが当たり前ではないかもしれない、と立ち止まって考えることも大事。不動産会社を英語で説明する時にデベロッパー(Developer)と呼ぶのは文字通り、価値のある物件を構想し、作り上げるから。それをずっと保有し「大家さん」であり続けるのは、必ずしも良いことでない場合もある。作った物件を売却し、その資金で新しい開発を進めるというサイクルを株主は求めているのだと思う。事実、米国の不動産事業者は、多くがREITの形態で、上場ファンドのような扱いを受けている。これにより、ファイナンスを提供する銀行などの都合に左右されず、自己資金で都市の開発などのチャレンジに向き合うことができるなどのメリットもある。また、日本の企業は500兆円もの不動産をそのバランスシートで抱えており、売却により財務の強化が望める場合も少なくない。
そういう視点を持つことも大事です。
なぜあのタクシー会社のレシートは短いのか?
赤井 厚雄株式会社ナウキャスト 取締役会長
この記事を書いた人は、「年間200回タクシーに乗るヘビーユーザー」を自称されておられるようだが、それは2日に1回タクシーを使うに過ぎない。「年間1500回以上タクシーを使うヘビーユーザー」である私は、日本交通やGOのことをほとんど評価していません。領収書の幅が2.5センチであることは、タクシー会社の自己満足に過ぎず、ユーザー目線に立っていないと思う。なぜなら、その幅のレシートは、束にしにくいから。また、GOのレシートはアプリからPDFで出せるというが、ヘビーユーザーに一体何枚のPDFを出力させようというのか?PDFにするなら、月単位や四半期単位で明細を記した一括領収書を出力できるようにすべき。実際、KM系のエスライド(S.RIDE)は、最初からその仕様でレシートを出せるようにしている。日本交通は、タクシーの自動配車Japan Taxiで先行し、私も期待したが、「デジタル化は、サービスの提供側の論理ではなく、ユーザーが求めているサービスを提供するため」という一番大事なところがわかっていないのが、日本交通やGOなってしまっている、と私は思っています。
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