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【徹底取材】東大生が持つ、「大いなる資産」とは?
NewsPicks編集部
衛藤 健JX通信社 データアナリスト
東大生約300人を対象にしたキャリア観調査。回答データの量的分析だけでなく、東大生5人の語りを交えた定性的な分析にチャレンジしました。 そこで見えたのは東大生が「資産」を共通して持つこと、しかしその内実は個人の育ってきた環境によって異なっており、それがキャリア観の違いに直結していることでした。 私自身も大分から東京に移って東大に入学しましたが、入学当初は同じ東大生でもこんなに育ち方や考え方が違うのかと衝撃を受けたことを思い出します。 東大という狭い世界の中でも、そのバックグラウンドには大きな差があります。見えてる世界が違う以上、考えることが違うのは当然です。それでもなお今一度この問題を取り上げたのは、東大という場所が均質化しつつあるからです。 出身地方を例にとると、関東出身者の割合はここ20年で約10ポイント増加しています。しかし、東大という場所は日本の知を担う場所であり続けるべきだと思います(手前味噌な話ですが)。 その中でのバックグラウンドや属性の多様性は確保されるべきですし、それが大学、ひいては社会全体の活性化につながるはずです。 また、ジョブ型雇用が注目を浴びるなか、それが「持てる者」と「持たざる者」の格差を広げてしまうのではないかという懸念もモチベーションの一つです。 記事中に紹介する山口先生はあるメディアで「セーフティネットを整備した上で」ジョブ型を広げるべきだとしていました。個々人に合った働き方を広めるはずが結局格差を広げるだけだった、となれば不幸なことです。社会に出る前は「持てる者」だと思っていたのに本当は「持たざる者」だった、ということだってありえるはずですし。 そんなことから出発した分析記事でした。何かを考える一助になれば幸いです。
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