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【斎藤幸平】本当の気候対策は「脱資本主義」しかない
NewsPicks編集部
馬場 渉パナソニック 環境エネルギー事業担当
1.幸せと経済成長 2.経済成長とエネルギー 3.エネルギーとCO2 4.CO2と気候変動 5.気候変動と幸せ 1.は先進国中心に相関が崩れはじめ、一方多くの人口にとってはまだ見事な相関があります。2は強い相関がありコロナのように経済活動を緩めればエネルギーは減ります。3も大気中のCO2の8割は私たちの経済活動によるエネルギー起源ですが、この関係を断ち切るのが脱炭素です。4は科学的事実です。1.5℃上昇で何が起こるか、2.0℃で何が起こるか、それぞれのキャパに対し排出していい量と到達する見込み年数は?という類いの話です。 1への疑念を背景に2にメスを入れる考え方が「経済成長と環境は両立しない」とする主張です。1に変わる乗り物が見つかるまでは多くの人にとっては欲望と自由に反する議論で、関係式にブレークスルーを起こす3の実現に注力すべきでしょう。3は相関しますが成り立つのは化石燃料を用いた場合のみです。現在は8割が化石燃料です。電気の話だけではありません。移動や熱など電化されていない多くの活動が化石燃料で動いています。非化石燃料の場合、エネルギー量が5倍、10倍に増えてもCO2は増えません。今は欲望の制御より化石燃料からの排出量制御の方が簡単です。欲望の力をいかに課題解決に向かわせるかという意味での資本主義の転換は必至でしょう。 コロナ対策と同じで思想や主張を吟味する前に、事実や関係性の理解から入るのがいいと思います。以上が現役世代への推薦です。アメリカのティーンがAOCや民主的社会主義に熱狂している様は日本では想像できないほどの事実です。私も娘2人います。その層はグレタさんに熱狂しているわけではありません。
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【超図解】水素は、本当にすごいのか
NewsPicks編集部
馬場 渉パナソニック 環境エネルギー事業担当
おお 今日は静かにしておきたかったがまさかの水素!明日はペロブスカイト太陽電池でもやってくれるのかしら。入門編の特集かと思いきや凄いですね。ただ日本の一般世論では脱炭素の革新的なHowより、まだ徹底的にWhyやWhatを報道して欲しい気もする、事実の理解に不毛に時間がかかるから(逆にHowは任せといて!とも)。 欧州、中国は本気ですね。引き合いが非常に多い。脱炭素社会では、これまでのように人間の電力需要に合わせて電気を作るのではなく、自然のご都合に合わせて電気を作り大量に余らせること前提に回す発想になるでしょう。再エネは極度に不安定ですが不安定さを活用し長年続いた常識から発想の転換に向かわせる鍵が水素とデジタル化と捉えています。すると水素のコストが高いというのもまるで嘘になります。電気は貯められない、電気は需給一致が必要はもう古い常識。仲間募集! ただHowを皆が学ぶ必要あるのか?という気もするのでこれほどわかりやすい記事、ぜひ気候危機やサスティナブル資本主義のそもそものWhyやWhatでも。全ての人に関係しますよね。水素なんかはこの辺のそもそも論がなく現状を前提に考えたら全く不要の技術です。
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【超入門】2021年最大のテーマ、「脱炭素」を学ぶ
NewsPicks編集部
馬場 渉パナソニック 環境エネルギー事業担当
まずはとにかくファクトベースで理解が進むのを望みます。自分も去年は1000時間以上をこの問題のファクトで費やしました。 「脱炭素と言って最初に思い浮かぶのは電気だろう」(えーー・・)から、石炭に行くのはニュースとしては面白いから良いかもしれないけどあまり感心しない。ただ日本はまずこの認識からという気もする。 では記事と関連するところを。 エネルギーは国ごとに経済性はもちろん安全保障や地政学もあるし比べるべきでないという人もいますが、石炭からの決別(あるいは石炭からの排出の決別)はもう避けられない前提で考えるのがいい。少なくても先進国が言える立場ではない。で、次は再エネというやつは私たちの平穏なくらしを実現するためにはしばらくはとんでもなく扱いづらいということも。 130年ぶりに再エネが石炭を量で逆転(米エネルギー情報局) https://www.eia.gov/todayinenergy/detail.php?id=43895 太陽光発電が石炭や天然ガスなどを抜き歴史上最も安価な発電手段と認定(国際エネルギー機関) https://www.carbonbrief.org/solar-is-now-cheapest-electricity-in-history-confirms-iea あとはアメリカをこう書いてしまうと日本人にとって事実を理解しづらい。州政府と連邦政府は別、ホワイトハウスと連邦議会、州議会は別。政府と民間は別。トランプ政権の間に「アメリカ」で何が起こっていたか、日本人の文脈で読むと理解がズレる。
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日本のカーボンニュートラルを考える 自工会・豊田会長が語った事実
トヨタイムズ
馬場 渉パナソニック 環境エネルギー事業担当
電動化で目論見通りカーボンニュートラルが実現するためには、自動車セクターの「電動化ミックス(ICE, EV, HV, PHV, FCV)」と電力セクターの「エネルギーミックス(石炭, 天然ガス, 原発, 再エネ)」が連動していく必要がありますね。 世界はEV、EV・・。トヨタの言うように気候変動に関しても本来は多くの人を置き去りにせず車種の電動化ミックスにそれぞれの平均排出係数をかけたもので見るべきです。全販売車両の加重平均で100gを切るのはテスラを除けばトヨタだけです。欧州は走行時CO2排出95g/kmを切らないと1g約1万円/台のペナルティでその総額は数兆円になります。この上がり続けるバーに白旗振って罰金払って解決する大手も出る中、トヨタの実力には本当に脱帽。 ただそのトヨタでもこれまでの努力の延長では基準をミートしないようになりましたね。電動化のミックスと言いましたが、日本は世界2位の電動化比率35%と言っても、日本もトヨタも電動化の98%は通常のハイブリッドです。ハイブリッド(ガソリン車に比べて約2割しかCO2が減らない)を除くと・・。HVはアメリカや欧州の一部ではすでにガソリン車同等の扱い(!)でそれら地域では10年から15年で販売禁止となります。欧州の現行環境規制は加重平均ですがHVでは95g/kmが車種によっては満たせずプラグインHVあるいはEV/FCVの比率を増やさないことには数字は下がりません。 世界一ノルウェーは68%(2019年)とありますが、つい先日出た2020年の最新は83%です。EVだけで54%、EVとプラグインHVで74%です。 EVを唯一の電動化のように言うのもミスリードですが、実質HV比率を電動化比率と言って比べるのもまたファクトが掴みにくい。やはり電動化ミックスが重要になっていきます。 電動化車両が増えたとしてそれだけではCO2は減りません。私の住む地域では電力会社がカーボンニュートラルを達成していますが、ほとんどの地域ではまだ約7割を化石燃料で発電しています。電動化ミックスでEVやPHVが増えても、そこからの排出は主に電力会社の努力です。バイデン次期大統領は2035年に電力会社が販売する電力のカーボンニュートラル義務付けによる経済成長を謳っています。電力会社もCASEの自動車業界並みの100年に一度の大変革圧力か。
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「電力緊急事態宣言」を出すべきだ
COMEMO
馬場 渉パナソニック 環境エネルギー事業担当
大賛成。日本では有事のプロトコルが未整備ゆえ緊急事態の際に国民に要請することが難しく供給側に過剰に責任と負荷がかかっている社会です。「緊急時なんでこうしてください」というカードが使えないため、使命感や責任感の強い供給側は「絶対止めるな」と必死になる。それがいつしか過剰投資や過剰品質にもなり社会コストにもなっている。有事に需要側と供給側が協調できることが前提ならもっと良い仕組みが作れると皆思っている。でもその「あとはよろしく」を求めるのも国民だと言う。責任を一部共有して求めすぎないよう促すのも政治の役割。もう今の日本は電力も金融も医療も交通も止まるのだから。 コロナの緊急事態もかつての新型インフル時に将来のパンデミック対応に使える汎用性の高い対策措置法を整備していなかったらより事態は深刻だったと思う。電力の緊急事態宣言が具体的に何の現状認識を宣言しそれによって何が有事モードで発動できるのか体系を整備しておく必要がありますね。 カリフォルニアでは昨年3つの緊急事態宣言がでました。コロナ、電力、山火事です。電力は約20年ぶり、あのエンロン事件(電力危機を利用した経済犯罪)以来です。ステージ2で何、ステージ3で何と明確に定められています。電気自動車のディスプレイにも「この時間帯充電するのをお控えください」と通知が出るし、スマホへの緊急時強制配信メッセージで「緊急事態宣言に基づきご家庭での電力の使用抑制をお願いします」ときます。企業のDR契約で要請に答えた場合のインセンティブなどもこれらに連動しています。 日本では気候変動については「気候非常事態宣言」も昨年11月に国会で採択されているはずです。このような電力危機は今後も起こります。再エネを進めれば残念ながらもっと起こります。一つ一つの事態は脱炭素の話を関連させるのではなくファクトと専門的見地から客観的にモード変更のコマンドを出せ行動できるようにする必要があると思います。 そしてそれら長期と短期、平時と有事、国と自治体、供給者と需要家、国際社会と日本などの協調関係を定義する法や議論をしっかり進めるといいですね。脱炭素はやる、再エネは増やす、電力問題は増える、はほぼ避けられないんです。ただ混乱や不便は避けることができます。
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