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ユニクロ 回収ペットボトルから“速乾性の服” 来春販売へ
武田 仁株式会社ブレーンセンター プランナー
ペットボトルをリサイクルした資源を使いつつ、さらに「速乾性の服」という付加価値を付けるところが「Life wear」というパーパスを標榜するユニクロらしい取り組み。
また、ここで見逃せないのが「東レ」の再資源化技術とビジネススケール。回収したペットボトルを高品位の繊維に加工する技術を開発し、国内外で量産体制を整えたという。高級衣料などに用途を広げ、現在15億円程度にとどまる関連事業の売り上げ規模を2025年までに500億円に引き上げるとか(日経新聞記事より)。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49463410V00C19A9X93000/
廃棄物の輸入規制等もあり、国内外において廃プラスチック問題がクリティカルな課題となるなか、こうしたCSVは注目・評価されて然るべき。
入り口は「便利で魅力的な商品」でよいが、できればその背景にある「コンテクスト」を含めて、消費者が商品選択するようになれば、より理想的。サーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現に向けては、消費社会の成熟も重要なファクター。
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武田 仁株式会社ブレーンセンター プランナー
「廃プラスチック問題」や「廃棄物輸出規制」「廃棄物最終処分場の逼迫」など、廃棄物処理を巡る問題が顕在化するの中でサーキュラーエコノミー(循環型経済)へのシフトは重要なテーマ。SDGsとも関連。その実現には、メーカーなどの「動脈産業」、廃棄物処理を担う「静脈産業」、そして「消費社会」との連携・共創が必要。そしてこれを制度設計する「行政・自治体」の役割も大きい。「テラ・サイクル」の展開するプラットフォームは、こうした問題の解決策を導く新しいプラットフォームとして注目に値する。
様々な垣根を越える共創により、社会課題を解決に導く「コレクティブインパクト」という概念が注目されるが、その仕掛人としての「総合商社」には可能性を感じる。社会価値と経済価値の双方を創出する新しい枠組みづくりに期待。注目したい。
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