藤原 綾

何の指標で見ているかが重要。 食料品や光熱費、交通費など、生活に関わる価格は上昇している。 消費者物価指数は、平均でしかないので格差が隠れる。 コアコアに至っては、食料品とエネルギーを除外している時点で、 国民の生活は考慮していないと言っていると同様。 特に今は、富裕層ビジネスと貧困層ビジネスの乖離が始まっているため、平均した物価で社会を見ることはできない。

先日、中国資本のアパレル企業のビジュアル制作を日本で行いました。日本のクリエイターは未だに我々のセンスが欲しいからだと勘違いしていましたが、大きな理由は制作費が日本の方が安いから。 それに気づいているビジネス感覚のあるクリエイターは、もう日本の仕事を相手にせず、中国企業の仕事にシフトしています。 さらに、日本企業は挑戦をさせてくれない。 前例がない、効果を数値化しろ、という理由で受け入れられず、面白いワクワクする仕事がどんどん減っています。このモチベーションはクリエイターにとって非常に大切なこと。 そりゃ人材も流れるわな、といった感じです。

最近、若いモデルの子たちがピアスホールが開いていないことが多く、それを受けてブランド側もイヤリングを展開し始めました。この潮流は1、2年前から始まっています。