ホーム
50フォロー
821フォロワー
3メガバンク QRコード決済で規格統一 連携へ
NHKニュース
Nakajima NaoyaTencent International Business Group, Japan Business Manager
正直な話、別に中国が先進的なのはQR決済が普及してるからではありません。「プラットフォームアプリ」による非現金決済手段が「どこでも」使えるからです。 (1) 「プラットフォームアプリ」⇨AlipayはMAU 4億近く、Weixin/Wechatは10億近くユーザーがそもそもいて、ネット民のそれぞれ5割弱と9割弱インストールさせています。アプリとして並々ならぬ成功が前提にあるわけです (2) 「どこでも」⇨ お金を電子保存しても、決済して吐き出せる場所が少なければ意味がありません。中国だとどこでも使えるから便利なんです。(裏には莫大なマーケティングコストをかけたプラットフォーマーの存在もいるし、利用手数料がすごく低かったという中国の事情もあります) なので、やるならQRを真似するのではなく、① アプリとして国民全員に近いくらいダウンロードさせた上で、② 電車から飲食までありとあらゆる場所に導入させ、「導入してない方がおかしい」と思われるくらい普及させることが肝要です。インターフェースはQRでもICでもいいし、サインがいらないなら何ならカードでもいいです。 QRが重要ではなく、ユーザーと利用シーンが重要です。①と②の両方の条件を満たすプレイヤーがいないのが日本の現状です。付け加えるなら、①を満たしているプレイヤーが②に挑戦している最中というところでしょう。日本で言えば、LINE、楽天、アマゾン、メルカリといったところでしょうか。 なので、銀行さんがゼロからこの事業に乗り出すのは相当厳しいと思っていますが、とはいえ一切役割がないわけではなく、むしろ重要なやるべきことがあります。それは、資金移動コストとサービスの改善です。 お財布アプリからお金を取り出すのにいちいち数百円掛かってはチャージしたくないですし、営業時間内でないと振替ができないのはナンセンスです。そういった細かい不便が非現金決済の普及を妨げます。非現金決済(特にカード決済)手数料も高すぎです。決済の度に2-4%も取られれば、お店側も入れたくないでしょう。ちなみに中国では小数点一桁が普通です。 それが改善すれば、あとは既存のプレイヤーに任せればいいのではないのでしょうか。
1004Picks
「ゲイだ」とばらされ苦悩の末の死 学生遺族が一橋大と同級生を提訴
BuzzFeed
Nakajima NaoyaTencent International Business Group, Japan Business Manager
非常にショッキングで、複雑な問題だったので、倫理的に考えてみたいと思う。 まず、この事件が難しいのは、「他人の秘密(A君はゲイ)を秘匿するのは倫理的に"善"か」という問題。他人のプライバシーを言いふらすのは、直観的に考えて良いことだとはいえないから、秘匿自体は「善」だといえる。問題は秘匿が「プリマファシエな善(自明な善: 殺人をしてはいけない)」か「望ましい善(老人には席を譲りなさい)」ということだ。 秘密にも様々なものがある。例えば、「落ちていた千円札をネコババしたことがある」というものから、「犯罪歴がある」「不倫をしている」等、公になった場合生活に重大な結果をもたらすものまである。秘密が前者であるほど「望ましい善」に見えるし、後者ほど「プリマファシエな善」に見える。今回の「同性愛者である」という秘密は後者に近い。 ただし、秘密漏洩の当事者への影響を軸に判断するのは問題がある。アウティングされた同性愛者が皆自殺するわけではなく、バラされたことによってショックは個人差がある(なので、人によっては「A君は特にメンタルが弱かった」と結論される)。 では、秘密をバラすのは何かの義務に違反するかというと、今回のケースでは残念ながらないように思える。今回はA君が「自分で」Z君に秘密を渡してしまったため、いわゆる「守秘義務」もなければ「プライバシーの侵害」でもない。 似たような状況を思考実験すると、こうも考えられる。電車の中に、席に座った若者と、熱中症で弱り切った老人が立っていた。若者は頑として席を譲らず、座り続ける。数十分後、若者は目的の駅で降りるが、老人はその直後についに絶命してしまった。このとき、老人は絶命前にあまりに悔しくて家族に「訴えたい」とメールしていた。では、この若者は罪に問えるか? 弱りきった老人を目の前に席を譲らないのは憤りを感じる行為だが、確かに彼には譲る「義務」はない。彼は老人が絶命までするのは知らなかったし、主観的に顔色を見て、まだ元気だと思っていたのかもしれない。 結局、この若者(この事件でいうZ君)が遺族に賠償するかは彼の申し訳ないという気持ちに期待するべきで、席を譲らなかった(秘密を守らなかった)ことに関しては、限りなく社会的に責められるべきだが「プリマファシエな善」ではない、というのは私の結論。 もちろん、指摘や反論は歓迎します。
471Picks
テンセント、中国人訪日客に広告 日本に専門チーム
日本経済新聞
Nakajima NaoyaTencent International Business Group, Japan Business Manager
投稿の再掲ですが、もう一回投稿します。 ポイントは三つです。 (1) 広告枠の越境開放 Before: 中国現地で長く子会社運営をしていない限り、中国本土、あるいは中国人観光客をターゲットにしたマーケティングツールは、選択肢が本土の環境と比べれば圧倒的に限られていた。 After: テンセントのデイリーPV160億以上の在庫を開放。Weixin/WeChat, QQ, Qzoneといったトップサービスに出稿が可能になった。 (2)ターゲティング Before: 中国人向けマーケティングといえども、14億人のいる国への広告は砂漠に水を撒くような難しい作業だった After: テンセントのビッグデータ分析を基にしたターゲティングが可能になった。例えば、「過去日本に来たことがあるユーザー」だったり、「日本旅行に興味のある層」と絞ってアプローチできるようになった。 (3)ワンストップサービス Before: マーケティングツールはあっても、入札画面が中国語だったり、効果測定ができなかったり、キャッチコピーからどういうものがいいのか分からず、最終的に上手く利用できない After: チームがメディアプランニングから出稿最適化、レポーティングまで付加価値サービスとして提供。ニーズさえあれば、あとは「丸投げ」で実行可能。 今後、この分野のスタンダードになれると自信を持っています。ぜひご利用下さい。
84Picks
NORMAL