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不動産取引 浸水リスクの説明義務づけへ 国土交通省
NHKニュース
Asanuma Jun筑波大学 Professor
この件もそうですし、先頃発表されたダムの利水容量の治水への積極的活用など、頻発する水害に対して、国から矢継ぎ早に、治水対策が出されています。これらは緊急的な対策としては、現実的で即効性・実効性のある施策で、国として実施すべき施策を最優先で実施している、と言えます。通常ならば利害対立から、なかなか手がつけられなかったような施策も含まれ、英断と言えます。 その一方で、これらの施作は、長い時間スパンにおける治水対策としては、やや「傍流」であるのも事実。 治水において、直接的な効果として大きいものは、堤防、ダム、放水路です。これらは作りやすい場所にはすでに作られており、そうでない場所では、予算や用地買収に要する期間などを考えると、現実ではないとされているのが事実です。ダムは治水効果としては非常に大きいのですが、立ち退きや、それに関連した訴訟などが考えられ、即効的な対策としてはなかなか難しい面があります。 そういう背景とともに、我が国が直面する人口減少・少子高齢化を考えると、現時点で最も有効なのは、 1. 浸水が想定される地域には、できるだけ住まない、住むとしても、そういう場所だという認識をして住んでもらう、 2. すでに居住している方には、浸水が想定される事態に素早く避難をしてもらい、少なくとも命だけは守ってもらう、 であり、それは、 3. 住民の方々に、自分の住んでいる場所は、どういうところか、というのを知っておいてもらう、 というのが大前提になります。これを、不動産売買の時点において、周知しよう、というのが、今回のお達しです。 おそらく、地主さんや不動産業界の方にとっては、ありがたくない話かもしれませんが、それ以外に政策として取り得る手段が限られつつある、という背景があります。
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アップル「忘れ物防止タグ」は9月発売、年内1000万台突破予測
Forbes JAPAN
Asanuma Jun筑波大学 Professor
子供の頃から忘れ物が多いので、この手のデバイスは常にチェックしていますが、OS(この場合iOS)とハードウェア(この場合iphoneなどのIOSデバイス)をコントロールできるアップルから、このようなサービスが提供されることに、注目しています。 これまで、iphoneで動く3rdパーティの「忘れ物タグ」をいくつか試しました。基本的には、1. 自分の携帯からの距離が一定以上遠くなると警告音などで警告する置き忘れ防止機能、2. 自分の携帯から忘れ物タグの音を鳴らす探し出し機能、3. 同じアプリをインストールしている携帯が、持ち主から離れた忘れ物タグを見つけた時に、ネットのサーバー経由で持ち主に情報をおくる機能、の3つが主なものになると思います。 最初の2つは携帯電話でなくても可能な機能ですが、3つめは携帯ならではの期待が高いきのうではないかと思いますが、注意が必要なのは、同じアプリをインストールしているiphoneが世の中に多くないと、あまり有効ではありません。試しに電車通学の息子のかばんに、タグをつけたところ、検出されたのは週に1回でした。鉄道の「忘れ物センター」にiphoneの代わりとなる、検出器を設置している忘れ物タグサービスもあり、各社、少ない利用者を補う努力を試している、というところだと思います。 ということで、AppleがiOSレベル、あるいはアプリレベルで、こういうサービスを提供してくれるのであれば、「同じアプリをインストールしている携帯」が増えるのは確実なので、期待しています。
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JR、首都圏や東海全線で運休=東北、信越なども-台風影響、13日も
時事ドットコム
Asanuma Jun筑波大学 Professor
まだ、台風が仙台付近を通過中ですし、関係者が水防活動を行なっている地域もあります。避難所で一夜を過ごしている方々もいらっしゃると思います。些か早いかもしれませんが、少しコメントしておきます。 電車が全て止まるのは不便ですが、災害時の事故や、車内に缶詰になることを考えれば、今回の処置を指示される方は、多いのではないでしょうか?経済的な面で考えても、1日休日になったとしても、大きな事故が起こって、人命が失われたり、社会が混乱するよりは、良いのではないでしょうか。 今回の台風への対応は、鉄道事業者もそうですし、マスコミの報道の仕方、国土交通省や都道府県などの治水担当者の情報開示の方法も、これまでと、大きく異なりました。これは、過去5年の豪雨災害での甚大な被害を背景に、防災関係者や交通事業者、マスコミなどの関係者が、議論を重ねてきた結果だと思います。 なによりも、気象庁の予報の精度が著しく向上し、それによって、いつどれくらいの強さの台風が、どういうコースで日本を通過するかを、非常に正確に予測できたこと。その予測に沿って、関係者があらかじめ決めてあったタイムラインに沿って、それぞれの役割を緻密に果たしたこと。そしてなによりも、国民に必要な情報を提供して、適切な災害時行動を促していく、という災害対策の重要な行動規範に沿って、関係各機関が行動し、被害を最小に留められることを示したことに大きな成果があると思います。 今回は、国土交通省や都道府県が設置しているカメラで、氾濫の可能性のある河川の状況が、リアルタイムで、テレビに流されました。また、国土交通省の河川関連事務所のオペレーションルームにカメラが直接入り、担当者の直接のコメントがテレビに流されたことも、画期的でした。さらに、これまではあまり明らかにされなかった、ダムの「緊急放流」の予定についても、つぶさに報道が行われました。緊急放流については、人が亡くなることもあり、関係者にとっては「あまり触れたくない」事象として、表に出ることがあまりなかったように思います。 我々の社会は安全で安定しているように見えますが、それは我々からは見えないところでの努力があること、そして何よりも一人ひとりの協力が、安全な社会を現実のものにする、ということだと思います。
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水は買って飲むものなのか
note(ノート)
Asanuma Jun筑波大学 Professor
>隣の席「東京都水道局のものをもらえますか?」 これが、蛇口から出てくる水ではなくて、東京都水道局の高度浄水処理の水道水をペットボトル詰して販売している、「東京の水」 https://www.waterworks.metro.tokyo.jp/kouhou/tokyosui/ のことなら、頼んでいる隣の紳士に加えて、「東京の水」を置いているこのレストランも、カッコいい、ということになります。 「東京の水」は、東京都水道局の高度処理技術のアピールを目的に、石原都知事の時に製品化されたもので、我が国の水道技術輸出に一役買っています。羽田ー台北便が開通した時の第1便に乗った当時の猪瀬直樹副都知事が、日本の高度水処理技術のインフラ輸出のセールスに使いました。 ついでに、人口の割りに国土が小さい我が国では、上流の下水を処理して、下流で上水に使うことは多々あります。大阪の主な水道源である淀川然り、東京の水道水(の一部)を供給している利根川、長野北部と新潟平野の主な水道源である信濃川など。こういう地域では長らく、「水道水はまずい」という印象がありましたが、こういう技術革新で、飛躍的に味は良くなっています。 ちなみに、我が国の水処理技術は世界トップですが、それとともに送水の部分、水道管の漏水率も世界トップで低くなっています。これは、水道管のメンテナンス技術が高いからですが、我が国のインフラ輸出の一翼を担っています。
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