Picks
206フォロー
3345フォロワー


女性候補目標「達成困難」66% 国会議員アンケート
清水 隆明Seed Master Consulting 代表
そもそも、女性にとって目指すべき職業として国会議員がターゲットになりにくいと感じます。分母を増やさないと当選者も増えないでしょう。
その理由を個人的に考えると、
・ロールモデルがいない。もちろん女性議員はいらっしゃいますが、目指すべき姿に感じない。逆に、ああはなりたくないと思ってしまう。
・議員になり、「先生、先生」と呼ばれ、多くの人に持ち上げられ、傲慢になってしまう姿を想像してしまい、嫌悪感を感じる。
・一方、選挙では、八方美人的に皆にいい顔をする自分の姿を想像すると、とてもできると思えない。
なんて、勝手に想像してしまいます。
しかし、本当は、客観的で、良く学び、驕ることなく、公平公正で、洞察力や先見性があり、決断力も高く、愛情深い、女性国会議員もいらっしゃいます。ところが、残念なことにそういう人格者はあまり目立ちません。今後候補者を増やすためには、そう言う素晴らしい方をもっともっと、表舞台に登場させ、また、メディアも取り上げるように戦略的に行動すべきですね。
社員の士気をくじく「やってはいけないNGマネジメント」5選
清水 隆明Seed Master Consulting 代表
近年我々を取り巻く環境は不確実性がどんどん高まっています。そしてコロナ禍。ビジネスにおいても益々ネガティブな変化に取りつかれているようです。
不確実性を前にするとどういう行動をとるか、には国民性があるそうです。日本は世界の中でも、最も回避行動をとる国の一つだそうです。特徴的なのは、ストレスが高いこと、不確実性を回避するために、形式やルール、規則などを厳しくします。また、正しい答えを求め、上司や教師を頼ります。トップマネジメントはオペレーションにフォーカスするようです。これでは、野中郁次郎先生が仰っている、3つの過剰(オーバー・アナリシス、オーバー・プランニング、オーバー・コンプライアンス)が日本をだめにした、の再現のようです。
これからが勝負です。企業のマネジメントレベルの人たちは十分学んだはずですよね。この記事のあるようなことをやってはならないのです。勇気をもって、3つの過剰を止めましょう。部下とのコミュニケーションを深め、信頼し、カオスを楽しみましょう。どんどんチャレンジしましょう。きっと希望が見えるはずです。
カズオ・イシグロ語る「感情優先社会」の危うさ
清水 隆明Seed Master Consulting 代表
本当に「私たちはとても狭い世界で生きている」と思います。メディアは伝えたいこと、注目されることしか伝えないし、そもそも情報源のほとんどはSNSの人も多い。そして、インテリはどこに行ってもインテリとしか付き合わない。そんな「横の旅行」でなく、近所のいろいろな人を知る「横の旅行」が大切という価値観もずしんときますね。情報が偏り、付き合いも偏る。都合の良い情報にはビビッドでも、そうでない情報は見たくない。事実を知ろうとせず感情で反応する。僕たちはそんな人でいいのだろうか。
上空から地球を見下ろす、街を見下ろす感覚や、多様な人の価値観を受け入れるインクルーシブな精神、未来を想像する創造力などが不足しているのではないかと、反省します。
「働けないんじゃない!働かないんだ!」職場のおじさん、どうする問題
清水 隆明Seed Master Consulting 代表
日本が高度成長を遂げた時代。社会の課題や企業の課題はすべて見えていた。因果関係の分かった課題を解けばよかった。ロジカルシンキング、PDCAが重要なプロセスだった。消耗戦で闘い、QCDが価値だった。そんな時代のやり口が日本企業の文化になり、それに染まった価値観で人材が教育された。
指示されたこと、マニュアルに書いてあることを緻密に正確に処理する、いわゆる「作業」を行うために働いているし、本人も作業で忙しい自分に酔っていた。それが誇りだった。
そんな時代は既に終わった。解かなければならない課題も分かりにくく、方程式もマニュアルもない。見えない課題に闘いを挑まなければならなくなった。正解のないことに挑戦しなければならないし、0から構想しなければならないし、やってみなければ分からない因果関係もない試行錯誤、リーンスタートアップが新しいやり口だし、デザインシンキングでなければ真のニーズはわからないし、コンパクトな機動戦で道を拓くしかない。即ち「創造」がやるべきことになった。それができないから、日本企業の多くは競争力を失った。
昔の文化で育てられた人たちの多くは、残念ながらシフトできないし、そもそも時代の変化に気付いてもいない。おじさんを批判すべきではない。今の若手だって、昔の価値観の上司に育てられたら、今の時代に通用しない人材になってしまう。必要な人材像が変わったことを理解すべきで、それに気付いた人が自らを変革するよう努力するしかない。もちろん、企業は採用、育成の手法を大胆に変えていく必要がある。それができなければ、クリエイティビティが勝敗を分ける時代に生き残っていけない。

NORMAL