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【株価半減】元祖EV王者・テスラがハマった長いトンネル
NewsPicks編集部
倉嶌 洋輔(株)Focus on 代表取締役 /『AI時代のキャリア生存戦略』著者
テスラについて多角的にかなり深く分析して来た経験から言うと、この記事は少し無理のある分析だと感じました。 例えば、この記事では、テスラの戦略面での失敗を目玉であるフルセルフドライビングをアップデートし続けることができなくなり、課金するユーザーが1割程度になり、当初の目論見がうまくいかなかったことにあるとしています。 ただ、今や自動運転はテスラ自身も大々的に訴求していませんし、私も含めテスラユーザーと話をすると、「時々運転を肩代わりしてくれて便利だ」という程度の認識で、完全自動運転にはそもそもそこまで期待をしていないですし、むしろミニマルで直感的に使えるデジタル世代に適したUIUXと、iPhoneのように断続的に機能が増えていくためいつまで経っても飽きない車というのがテスラの目玉の一つだと感じています。 このあたりはテスラを使い続けなければどのようなアップデートがあるのか分からないので、テスラを分析するのであれば、長期で使い本質を理解した上で分析すべきかと思います。 また、四半期ごとの販売台数で踊り場を表現する棒グラフも定期的に踊り場を迎えて成長していることが表からは読み取れるので、適切な分析ではないように思います。 今まで踊り場から成長した時にどのような発表やPESTの変化があったのか、本来であればこの棒グラフを使うのであれば、そういったことを分析すべきでしょう。 キャッチーではありますが、もう少し正確性を担保すべきだと感じました。 また、イーロンマスクはEVが普及すればテスラが倒産してもいいとし、特許のほとんどを解放したりしており、自ら望んで今の状況を築いたので「苦戦」という感覚は彼ら自身があまり感じていないことではないかと思います。 むしろ、北米の充電規格のナックスにテスラの規格が採用されて、発電事業もしていることから、そこで本来競合であるBYDやボルボといった企業のEVユーザーから収益を得たり、充電時に車両のデータを収集してバッテリー容量や減り方のデータが副次的に取得できるなど、EV単体からエコシステムで儲けるスキームに移行しつつあるようにも見ています。 自動車という枠でテスラを見ると見誤る可能性が高いので、木を見て森を見ずにならないよう、注意が必要です。
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AI時代に大問題化の恐れ 「自動化バイアス」とその克服法
Forbes JAPAN
倉嶌 洋輔(株)Focus on 代表取締役 /『AI時代のキャリア生存戦略』著者
AIの提案に疑問を持たなくなる(=自動化バイアス)ことの危険性を伝える記事です。 このバイアスに掛かっていない健全な使い方をしている例がマーベルの映画「アイアンマン3」に出てきます。 主人公のトニー・スタークが、テロリストによるテロが起きて、その分析をAIのジャービスとともに行うシーンがあります。 その中で、今回のテロよりもかなり前に起きた爆発事故についてトニーが深掘りしようとしますが、AIが「これはテロよりもかなり前なので時期からして無関係です」と応答します。 ここで「なるほど、そうか」となるのが自動化バイアスですが、トニーは「いいから見せろ」と分析を続けます。 AIが分析を進めると今回起きたテロとこの爆発事故の熱紋(熱の温度や広がり方)の特徴がかなり近いことが判明し、検証のため、その事故現場(テネシー州)へのフライトプランを立てさせるというシーンです。 これを初めて見た時に、トニーの態度が素晴らしいなぁと思い感動するとともに、きっとこんな未来は30年くらい来ないと思っていたのですが、すぐ来たのでとても驚いています笑 是非、アイアンマン3を見返していただいたり、AIが出てくる映画やドラマでユーザーが自動化バイアスにかかっているか否かという観点でも見て頂ければと思います。 また、現在最も性能の高いClaude3について、下記のNewsPicksの記事で触れていますので、是非ご覧ください! ただし、性能が高いAIを使うほど、説得力も隙がなく上がるため、自動化バイアスにかかっていないかは常に意識するようにしましょう。 【画期的】競合各社の高性能LLMを使い分けられる夢のツール https://newspicks.com/topics/tech-biz/posts/22?fromNews=true
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国産の日本語生成AIの無料デモ版が公開 ~「GPT-3.5 Turbo」に匹敵する性能を達成/東大初のELYZA社が700億パラメーターのLLM「ELYZA-japanese-Llama-2-70b」を開発
窓の杜
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