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アップル、CO2削減に向け約220億円の基金を設立--森林再生に投資
村上 誠典Signifiant Co-Founder
こういう活動が企業内で広がってくると、いよいよ国は何のために存在するのか、が問われてきますね。
ステークホルダーバリューの最大化が今のトレンドですが、企業ごとにステークホルダーの定義も多様化してくるでしょう。今、世界は大きな変革のタイミングであることを強く感じます。
スクウェア・エニックスに複数の買い手候補が関心-報道
村上 誠典Signifiant Co-Founder
ゲーム業界は一時期ソニーや任天堂ですら1兆円程度、ソフト会社は1000-3000億円程度に低迷していました。リーマンショックのあと、ソーシャルゲームが隆盛を誇った時代です。
当時からコンテンツには価値があると言われ続けていましたが、なかなか株価に反映されてはいませんでした。10年の時間を経て、各社ともほぼ最高値の株価をつけるまで株価が戻ってきました。ソニーも15兆円、ゲーム単独企業では任天堂の9兆円を筆頭に。
スクエニもそうですが、当時から優良企業が割安で放置されていた典型で、グローバルな各社は日本の優良企業を物色していましたが、実際は買収しようにも敵対的になってしまい実効性が乏しいというのが日本の上場市場の特徴というか現実でした。
昨今東芝も話題になっていますが、上場企業も常に買収対象になり得る時代が日本にも到来しています。日本にとってクラウンジュエルといえるような企業がたくさんあります。ゲームもそうですが、素材やロボティクスなどグローバル企業にとって喉から手が出るほど欲しい会社がゴロゴロ眠っている、それが日本です。
一つ海外企業による買収事例が出てくれば、せきを切ったように事例が出てくるでしょう。それだけ金あまりはすごいですし、日本にもガバナンスがようやく少しづつ浸透し、アクティビズムも浸透してきました。開かれた市場になるのはまもなくです。それまでに日本の対資本市場における経営力を引き上げておかないと、日本は買い場になってしまうということを肝に銘じておかなければいけません。

【定点観測】電池ウォーズは「この3年」で、どう変わったか?
村上 誠典Signifiant Co-Founder
この20年何度もみてきた光景を繰り返さないために、戦略的事業領域についてこそ議論を深めるべきです。特に電池事業はこれから大きな産業基盤として重要な意味を持つ、半導体のようなインパクトのある事業領域です。
ここであるように企業と国の連携も必要ですし、それを加速するためのインフラのグランドデザインも求められる。また、環境資源問題に直結する分野(レアメタル)なので、SDGsの視点も求められる。総合的に大きな道標が求めらる領域です。
まさに今必要なのはテクノロジーではなく、「リーダーシップとミッション」です。この点に日本が気がつけないとまた同じ光景を見てしまうことになるでしょう。

【3分解説】「アリババvs政府」巨額罰金でも終わらない理由
村上 誠典Signifiant Co-Founder
支配的地位にいるIT企業に対する政府の介入は益々強まるのは明確なトレンドとして良いのですが、ここで得た「罰金の使い道」をどうするかも併せて考えないと、いけないように感じます。
GAFAMなどの時価総額は日本の上場企業全社を超えるほどまでに巨大化してきました。また稼ぐ力も圧倒的で数兆円、十兆円単位で稼ぐ企業も数多く出てきます。まさに、一企業が一国家を凌ぐ力を持つ時代です。
支配的地位により稼いだお金を、政府が税金のように吸い上げたとすると、この資金は本来誰に帰属するものだったのでしょう。それはユーザーであり、競合企業のステークホルダーでもあるでしょう。少なくとも世界のDX化、ITによる利便性向上にお金を使うステークホルダーです。
これを他の税金と同じように、お金に色はないとして使ってしまって良いのか。今後、政府と企業の関係性がより焦点になるからこそ、単に規制強化するだけではなく、その資金をどこに使うべきかも併せて議論すべきように思います。
政府がプラットフォーマーに変わって、どこまでITインフラの整備に責任を持つべきかということも考える必要がでてくるでしょうね。
「子ども版インスタ」を開発 米フェイスブック
村上 誠典Signifiant Co-Founder
インターネットが普及した当初はPCが主な端末で、家族所有か個人所有かはある意味曖昧だった。家族の一員として個人がベネフィットを受けていたとも言える。スマホが普及した以降はさらにデジタルが普及し、明確にデジタルは個人がベネフィットを受けることが明確になった。
スマホ普及期は20-40代といった可処分所得が多く、デジタルへの対応力が高い層から広がった。そして世界中で一人一台が当たり前になるにつれ、SNSなど各サービスごとに世代やコミュニティごとの棲み分けが明確になってきた。
これまである意味マイノリティ市場として対応が遅れてきた、子供向け、高齢者向けに特化したアプリやサービスがどんどん立ち上がってくる。今回のケースは、全く別サービスであるのではなく、同一アプリの子供版という位置付け。
日本ではお馴染み高齢者向けのらくらくフォンのようなコンセプト。
ハードウェアビジネスでは採算を取るのが難しかったわけですが、ソフトウェアの世界では、この細かい細分化、ニーズや世代に対応した戦略は今後ますますポピュラーになるのでしょうね。

【国光宏尚】沸騰中のNFT、ゼロから教えます
村上 誠典Signifiant Co-Founder
ブロックチェーンはこれからの未来にすごくフィットしますね。今は資本主義やビジネスが支配しつつある世界ですが、人やクリエイティビティにこそ価値を付けられるようになれば、人の動きや人類全体の時間の使い方が劇的に変わってくる。そういう生活様式の変化まで起こしうるテクノロジーの種はそうそうないと思います。
(重要な特徴)
1)利益分配のプログラムの設計できる
2)デジタルで完結するので地理的・時間的な空間を自由に行き来できる
3)供給量を自由に制限(設計)できる
(結果できること)
デジタル空間上の中でマネタイズが完結できる経済圏が作れる
(向いている領域)
「NFTにするのならば、ただの音源には価値がなくて、ストーリーがあって、ストーリーに価値を感じるもの。これは、集団幻想かもしれないですが、そう思わせられるものが合うと思います。」

【深津貴之】noteは、クリエイターの「連鎖」を生み出していく
村上 誠典Signifiant Co-Founder
富の再分配というより「注目資源の再分配」の設計
私もほそぼそとnoteをやっていますが、これまでのSNSとは多くの違いを感じ、そこに共感して書き始めるようになりました。
この深津さんの記事を読んで、深い信念と緻密なインセンティブ設計に対するこだわりを感じました。しかもすごいのがこのインセンティブ設計のこだわりが私のような一ユーザーにも感じれるぐらい染み出しているということ。
だからこそ、初めてのユーザーが書いてみようと思えるし、書いたユーザーが継続しようというモチベーションが維持できる。飽きられずに長く続くサービスを作るには、結局そのエコシステムにいることが「得」だと思わせる雰囲気づくりが重要。
雰囲気を雰囲気として片付けるのではなく、言語化して仕組み化している。その一端が垣間見れる記事で読んで良かったと思いました。ありがとうございます。
超小型衛星4機を打ち上げ アクセルスペース中村友哉CEOが語る「民間宇宙ビジネスの未来」
村上 誠典Signifiant Co-Founder
今週末の打ち上げ期待しています!!GO 中村!
「衛星画像データが売れなければ、衛星をつくるための原資も集まらなくなります。大事なことは、衛星を活用するユーザーが広がっていくことです。」
宇宙開発の発展は、宇宙開発だけで閉じてはなし得ないのです。このことを大昔の宇宙開発者はそれほど気がついていなかったと思います。ただ、今は違います。恩師の中須賀先生のみならず、多くの宇宙関係者がそのことに気がついています。
気がついた後は、それを実現できるか。今試されているのは実行力とGRIT。
アクセルスペースは日本の英知のみならず、世界から選りすぐりのメンバーが集まったスタートアップ。ここが実現できないなら、どこがやるんだという布陣ですから、期待しかありません。
GO!アクセルスペース!GO JAPAN!
激務のゴールドマン新人バンカーら、勤務は週80時間を上限にと訴え
村上 誠典Signifiant Co-Founder
労働環境の改善は難しい問題です。投資銀行が激務なのは今始まったことではなく、というか昔の方が劣悪だった可能性が高いです(笑)。これがここまで放置されてきてしまった、一方で5年ほど前から承認制の導入など手を打ってきたが、雇用側と従業員側のギャップはまだ解消されていないというのが残念ながら実態。
ちなみに、別に投資銀行に限った話ではないと思います。9-17時でデスクワークをしていればOKという仕事は寧ろほとんどないのではないでしょう。仕事には常にクライアントがいますし、仕事には競争が相手がつきものです。したがって、仕事の質を上げていく必要がある。キャリア上の競争もある。それは社内の同期はもちろんだが、同業の社外にもいるし、なんらか同世代の違う職種で切磋琢磨している人も、人材流動化の現代では皆、競争相手とも言える。
今の資本主義や競争社会の原理を維持する以上、雇用側と従業員の関係性がそのしわ寄せを食らうことになっている。だからこそ、難しい問題。
個人的な意見になりますが、各個人がしんどい、辛いと感じはじめたそのタイミングで、しっかりとケアやフォロー(それはメンターだけではなく具体的な休暇も含めて)ができるかが重要に思う。単に労働時間をコントロールするだけでは解消しえない。この問題に向き合えば向き合うほど、ケアやフォローの仕組みづくりと、それを「機能させる会社のカルチャー」が重要に思います。

【秘録】燃え尽きた天才に、スラックを作らせた投資家
村上 誠典Signifiant Co-Founder
腹落ち感のあるストーリーです。自分の経験と合わせて3つほど、1)まず人、次も人、最後まで人、2)偽陰性(過去の成功に囚われない)、3)起業家と投資家の絶妙な交わり。
何事も人が大事。投資に限らずいつもそう思います。これまでの3つのキャリアを通じて幅広いフェーズと触れ合ってきましたが、0->1が作れるかも人、その後事業化に成功できるかも人、グロースできるかも人、上場後も成長し続けられるかも人、そして大企業が腐敗したり復活するのも人、結局全て人だと思います。
人の可能性は皆見極めようとします。でも、人以外の情報に惑わされて正しい判断ができないことがあります。スタートアップであれば創業者、グロースフェーズであれば経営チーム(+組織)、大企業であれば経営体制の変更(+組織)が、人の情報。ですがやはりプロダクトや財務諸表などの経営指標、株価推移などを見てしまいます。両方見なければいけないので、どちらのファクターを重視するかの判断が経験上求められるのですが、大きな可能性を見落とす場合は、「人や経営力の変化を過小評価した時」だと思います。
偽陰性は私もいつも意識しています。が、これ言葉にするよりもずっと難しいです。何が違いなのか、最終的には「言語化」できないと大きな判断はできないからです。
最後の点、起業家の最大のアセットはその人そのものだと思います。投資家の最大のアセットは幅広い視点から得られる時代の変化の嗅覚。優秀な人(達)が、時代の流れを読み最適なタイミングで、それに合ったプロダクトを開発できれば、大きな成功を治める可能性がある。当たり前ですが、時代の流れを読むのもこれまた簡単ではない。アクセルのケースでもありましたが、時代の変化読むには多くのN数が有利に働きますし、そこにアンテナをはれていることが必須。でもそれだけでは十分ではない。一般化して、抽象化して、最後「言語化」までできるいか田舎。流れ(=市場の成熟度)を読み、それを起業家と共有することができれば素晴らしい未来がやってくるということ。
最後に。投資家も結局は人だと思います。流れを見るて、言語化できるかは人です。そういう人(=投資家)は単なるお金を提供してくれる以上の付加価値を提供してくれる可能性があります。なので、やっぱり新しい世界を作るのは人であり、人と人との交わりが大事だなと思っています。
2020年の代表的マザーズIPOを振り返る

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