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米マイクロソフトが「オフィス勤務復帰」プロセスに着手した理由
御手洗 千陽株式会社オカムラ / OKAMURA Corp.
記事後半で紹介されている下記のPwCの調査結果ですが、
> 米国では就労者の55パーセント以上がパンデミック終息後、少なくとも週3日のテレワークを希望している。これに対し、雇用者(企業)側の68パーセントは「企業文化を維持するためには少なくとも週3日のオフィス勤務が必要」と考えている。
「オフィス勤務の日数」という結果だけで見れば、たしかに「労使間のズレ」とも捉えられますが、企業が週3日のオフィス勤務を必要とする理由・目的があくまで「企業文化の維持」なのであれば、1週間の中での出社日数だけで判断すべきではないのかもしれません。
企業文化の維持のために必要とされる「リアルでのコミュニケーション」が、「はたらく時間の総量の60%は必要」なのか、「週に3回顔を合わせることが必要」なのかで、ワークスタイルの作り方は変わってきます。
仮に、「短時間であっても週に3回は顔を合わせることが大事」なのであれば、必ずしも丸一日オフィスに出社する必要はなく、ランチだけ一緒にとるのでも代替可能かもしれませんし、「はたらく時間の総量の60%をリアルでメンバーと過ごすことが大事」なのであれば、仮にオフィスに出社してもずっと集中ブースにこもって個人作業をし続けるだけでは意味がありません。
afterコロナに向けて「リモートとオンサイトを組み合わせたハイブリッドな働き方」を実現することについては、異論は全くありませんが、「在宅と出社を組み合わせる働き方」という表面的な捉え方ではなく、「オンラインとオフラインのコミュニケーションを最適化する働き方」というような本質的な捉え方でデザインする必要があるはずです。
CLAS、内装工事もサブスクで提供--オフィス家具と合わせ初期費用抑えオフィスを構築
御手洗 千陽株式会社オカムラ / OKAMURA Corp.
オフィス空間そのものやオフィス内にあるもののサブスクは色々なサービスが登場していますが、「設置時間が少なく、移転やレイアウト変更の際には解体・再施工が可能なハイパーテーションの設置に伴う内装工事を、サブスクサービスで提供」というのは、ちょっとサブスクリプションモデルとして捉えにくいですね。
「ハイパーティション設置に伴う内装工事」は、WEBサービスのように簡単に「利用停止」ができるものではないので、レイアウト変更が行われなければ(初期導入時と変化がなければ)割賦で購入しているのと意味合いは変わりませんし、利用期間が長くなればなるほどコストメリットも得にくくなります。
「3か月間だけ、プロジェクト専用の個室をつくりたい、3か月が経ったら撤去したい」といったケースであれば、サブスク利用という感じになる気もしますが、これくらい短期間の利用になると、一般的に内装工事にかかるミニマムのコストを考えれば、「税別月額5万円から」という価格帯では提供者側が健全な収益を得られるとは到底思えません。(あくまで「5万円から」なので、上限はありませんが)
果たしてピンポイントで「ハイパーティションと、その設置に伴う内装工事」に限定したサブスクリプションが成り立つものなのか、あるいは、結局のところ家具や不動産と組み合わせてのトータルでの「オフィスサブスク」にならざるを得ないのか、注目したいところです。
シリコンバレーの最新潮流から読み解く「ニューノーマル時代=歴史の早まり」とは
御手洗 千陽株式会社オカムラ / OKAMURA Corp.
「全く新しい潮流」なのか、「歴史が早まっているだけ」なのか、という見方は、コロナ禍で起きた変化を冷静に見つめ直すのに良い問いかけになりそうです。
例えば、在宅勤務の広がりは、だいぶ前から遅かれ早かれ進行していく(ただし、非常にゆっくりとしたペースで)と考えられていたのが、「急激に歴史が早まった」結果の象徴的な事例と言えます。
逆に、ソーシャルディスタンスをとる、密を回避する、といった感染予防・感染対策は、このパンデミックがなければここまで広まることはなかったもので、コロナ禍だからこそ広まった「全く新しい潮流」だと言えます。
「全く新しい潮流」の中には、パンデミックが終息した後、忘れ去られていくものもあるかもしれませんが、今後も残り続けるものがいくつかはあるはずで、それこそが「ニューノーマル」なのだと思います。
企業の4割強「シニア社員はモチベ・パフォーマンス低い」悩み――人材会社調査
御手洗 千陽株式会社オカムラ / OKAMURA Corp.
ポストオフ後の社員に対して、若い世代の社員と "同量" かつ "同質" のモチベーションやパフォーマンスを期待すること自体が間違っている気がします。
企業側が研修制度の充実などをするにしてもシニア社員に期待する姿勢・役割を再定義した上で行わなければ意味がありませんし、働き手側もポストオフ後に自分が提供できる価値とは何かを考えながら中盤以降のキャリアをつくっていく必要がありそうです。
定年が60歳から70歳になるのは、大卒で社会に出た人が働く期間が 27% も増えることを意味します。(弊社の場合は定年が65歳になっていますが、65歳→70歳でも12%増加です)
若いうちに使える時間と、年をとってから使える時間とは意味が異なるのは間違いありませんが、それでも、人間にとって「はたらく時間」は大切な時間であることに変わりはありません。
年齢に関係なく、「はたらく時間」が楽しく充実していると誰もが思える社会になるといいですね。
リモートワークをして気づいたオフィスワークのムダTOP3、3位雑談、2位会議・朝礼、1位は?
御手洗 千陽株式会社オカムラ / OKAMURA Corp.
通勤時間が「オフィスワーク」なのかは捉え方と場合によると思いますし、それが「ムダ」かどうかも人によるはずです。
もちろん、満員電車で1〜2時間、というのは多くの場合で「ムダ」かもしれませんが、例えば、運動を兼ねて自転車でセンターオフィスへ行く場合や、散歩を兼ねて近くのシェアオフィスへ行く場合などは、その人にとっては単に「出勤するための移動」以上の意味を持っています。
ずーっと家にこもりっきりになってしまう人にとっては、家を出る貴重な機会にもなり得ます。「通勤」を「お出かけ」のような感覚で捉えられる働き方にしていくのが、これからのスタンダードになっていってほしいものです。
Slack社調査が明かす「リモートワークの5つのウソ・ホント」、実は7割がハイブリッド型のワークスタイルを所望?
御手洗 千陽株式会社オカムラ / OKAMURA Corp.
グローバル平均の結果にも、日本の結果にも、納得感があります。「他の選択肢に拡散」は、もしかすると日本から世界へと広がっていく(広めていける)ワークスタイルのスタンダードになるかもしれませんね。
"今後のどのようなワークスタイルを望むのかという質問においては、ハイブリッド型がグローバル平均で72.2%、自宅のみが13%、オフィスのみが11.6%という結果"
"日本はハイブリッド勤務希望が65%、「自宅勤務のみ」希望が8%と、6か国中最も低い数値を示した(かといって『職場のみ』は13%と最も高いわけではなく、他の選択肢に拡散した結果)"
NORMAL
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