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【警鐘】元ゴールドマン・サックス営業が語る「資本主義の副作用」
井村 太一日系食品メーカー 戦略企画担当
資本主義の副作用というタイトルですが、記事の内容的に厳密にはグローバル資本主義のルールに適応しきれずに、日本らしさを残してきた戦後の日本型経済システムがいよいよ末端まで機能不全化になってきたという所でしょうかね?
ただゾンビ企業や不正、それらを延命させてしまうレガシーな社会システムは見直しされる必要があるのは同意です。
残酷ですが世界基準の資本主義に適応できない組織や人には退場頂く(=アメリカ化)、あるいは「にっぽんらしさ」を維持して外圧にいずれ踏みつぶされるのを待つか、選択が必要な時は迫ってきていそうです。
不幸なことに「自己主張」「Winner takes all」の文化が根強い西欧資本主義は、身内以外の競争相手への「すり合わせ」や「慮り」をするという文化がありません。
なので、海外投資家や海外資本はチャンスと見ればここぞとばかりにカネと仕組みという武器をもって襲い掛かってくるので、日本企業や政府が意固地になって現状のパラダイム維持を図ろうとしても厳しい所がありそうです。
ミラクルCで日本型経済システム2.0が構築されるのを期待はしたいですが。。。
どうするGap 思い出深い銀座の旗艦店は閉店 このまま日本からも撤退してしまいそうな苦しい事情
井村 太一日系食品メーカー 戦略企画担当
「アメカジ」が廃れたのではなく、GAPやアメリカンイーグルがポジショニングしていたセグメントが縮小しているって感じですね。
GAPのいるファストファッションのセグメントの中でもH&MとZARAはトレンドに対するラインナップの網羅性と回転の速さを競争力の源泉としており、しいて言うなら近いポジションのユニクロはアメカジにとらわれず「ベーシック」を打ち出しているなかで、GAPはセリングポイントがどうしても弱い印象。
ラルフローレンやJクルーなどの伝統的なアメカジブランドがコロナ禍の低調から復活しているのをみても、GAPの凋落は市場戦略の失敗なような気がします。
【10分講義】私たちが「ほったらかし投資」できない理由
スーパーマリオの「超絶ヒット」の真相
井村 太一日系食品メーカー 戦略企画担当
「ほんとうに質の良いもの」を適切な方法で展開して成功した好事例。
よくよく考えると、日本が世界的な大成功を収める時はいつも同じな気がします。
日本固有では無いですが、こういった専門性の高い商材を、政府や巨大企業の「学歴など毛並みは良く、知識と地頭はあるけど商材に熱中していないエリートなオジサン」に任せると大体失敗しているイメージ。
クー〇ジャパン然り、ス〇リー氏がCEO時代のApp〇e然り。。。
やっぱり餅は餅屋ということですかね?
もちろん投資含めたビジネススキーム・事業戦略の立案やガバナンス面はそういった知の巨人たちの力なしには成し遂げられないので、まさに本記事でいうような緊密なコラボレーションが大事だと思います。
ロレアルが「イソップ」を買収 取引額は3250億円超えか? 10年でビジネスは8倍以上に成長
井村 太一日系食品メーカー 戦略企画担当
おお~まじか。
現在のオーナーのナチュラからすると、ぼろ儲けだったんじゃないでしょうか?(確かナチュラが10年ほどまえ取得した時は、数十億円レベルだったはず)
ロレアルは競合のELC(エスティーローダー)やLVMH化粧品部門と比べると、ニッチで洗練されたファッショニスタ好みのフレグランスブランドが弱かったのでその補強をしたいという戦略的側面がありそう。(イソップはコロナ禍にフレグランスが好調だった印象。)
国内でもイソップは大人気、各店舗は入店規制をしているほどです。
そこにロレアルの熟練したビジネスノウハウが導入されることで、どのような化学変化が起こるか、一マーケターとしては興味津々です。
しかし、どの巨大資本にも属さなかった頃の一匹狼な世界観が好きだった、同ブランドヘビーユーザーの僕としては複雑でもある、笑。
【超マクロ解説】賃上げしないと、日本は若者を雇えない
井村 太一日系食品メーカー 戦略企画担当
国家として腹を括って、10年単位の戦略を描かないと改善はしないトピックスですね。(革命や独裁など即効性のある選択肢はありますが、民主主義国家の社会倫理ではNG。)
ただ、民主主義国家ゆえのシステムと有権者の構造の問題があるため、日系企業の再生が難しいのと同じく非常に困難な課題だと思います。
論点は変わりますが、元人材業界出身者として、この出稼ぎの若者が増えている状況は二つの趣の違う懸念を感じています。
①はみんな論じてますが高度な人材(=エリート)の流出です。
既存の仕組みを変えうる力を持った、優秀でリベラルな視点を持った人材の流出は国家にも企業にも手痛いと思います。
日本に残る優秀なエリートの方も多くいますが、頭がいい故に既得権益への挑戦は割けがちなので、まさにいま日本が直面しているような課題にリスクをとってまで「本気で」取り組む人は非常に少ないです。
②はやる気やモチベーションのある若手の可能性を狭めている点です。
別のコメントで書いている人がいましたが、外国において非ネイティブで専門性の無い日本の若者が就ける仕事の多くは飲食業を始めとするブルーカラー的な仕事です。(エンジニアなど高度専門性を持ち、さらに英語もペラペラなエリートは別)
もし、海外で一山当ててやろうというモチベーションのある人間が、賃金や社会制度だけにフォーカスを当てて、海外でブルーカラー的仕事に就いてしまっているのであれば、それは彼らの才能を最大化できてないのでは?と残念に思います。
ただ個人的に①でも②でもなくコスパとタイパを重視して、先の見通せない時代だからこそ「今」を楽に充実して過ごしたい人は、スキルを身に着ける~とか考える前にとりあえず海外に行っても良いと思います。
ブルーカラー的な仕事でも、そこでしか見えない世界がありますし、すべて自己責任な分、日本より窮屈さを感じずに生きていけるのは間違いないです。
特にASEAN諸国での人材紹介の仕事などは、日系企業の現地法人を顧客に出来る為、非ネイティブでもホワイトカラー待遇で働けるのでオススメです!
英語力がTOEIC750くらいはある方は是非。
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井村 太一日系食品メーカー 戦略企画担当
批判も多そうな過激なトピックですが興味深かったです。
後編ではどういった展開をされるのかわかりませんが、あくまで客観的に計測が可能な身体能力や知能・学力の高低は確かに遺伝+環境に依存しているというのは自分の周りを見ても、残酷ですが事実な気がします。
一方で人生の「成功」という定義が属人的で、能力が高ければ至れるわけではない命題においてはこの限りではないというのも、また人間の難しい所だと思いました。
遺伝や環境から逆算して自身に設定されたステータスを知ることで悲観するのではなく、ゲーム的な考えで、自分の手札をどう活用して「成功」するかを考える心構えが大事ですね。
NORMAL
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