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鬼滅、あつ森理解できる?「老害」と非難されないための3つの処方箋
及川 卓也Tably株式会社 代表取締役
ゲームとか漫画はただでさえ少ない可処分時間を奪うものであり、こんなものに時間を使っている社会人は大丈夫か? とさえ思っていました。
書店で平積みされている書籍も読み応えのあるものは翻訳ものが多く、日本でベストセラーになるものの中にはそれこそ立ち読みして30分くらいで読み終えてしまうような文字サイズも大きく、図解が中心のものも多くあり、日本人は大丈夫か!とここでも思っていました。
しかし、あるとき、世の中で流行っているものを理解できない自分にこそ、大きな人間的な欠陥があるのではないかと疑問になり、色々と試してみたところ、そこから大きな発見がありました。
知らず知らずのうちに、自らの殻の中にこもってしまい、自分が理解できないものを否定するようになっていたと思います。
そんな自分のことを振り返り、今までの罵詈雑言を懺悔するようなお話です。
五輪アプリ開発費73億円「知らなかった」 まるで人ごとの菅首相、開催へ思考停止していないか
及川 卓也Tably株式会社 代表取締役
COCOAとHER-SYSの失態、ワクチン接種管理アプリを今からで4月に間に合わせようとする感覚(受注したミラボには頑張ってほしい)など、すでに見たくもなかったIT後進国ぶりを我々は昨年から嫌になるくらい見せられているが、またしてもこのニュース。この際、全部膿を出し尽くしてほしいと思う。
しかし、我々IT関係者は覚悟しておかなければならないと思う。これで終わりではない。この先に二番底が来る。ITでさんざん失敗したあとに、IT業界への風当たりが強くなったり、時代に逆行するかのような形ばかりの管理体制が敷かれたり、勘違いしたアジャイルが横行したり。
だが、それもありかなと思う。オリンピックが開催されてもされなくても、日本は一度終戦を迎えたかのような状態になると考えよう。戦後焼け野原から復興したように、もう一度やりなおせば良い。
最後に、ウォーレンバフェットの名言を1つ。
リスクは、自分がやっていることを理解していないところから生じる
COCOA開発受注企業が事業費94%を3社に再委託、さらに2社に…不具合の原因企業「分からない」
及川 卓也Tably株式会社 代表取締役
本件に関しては政府調達に関する事情なども背景にあるのは理解しているが、私は本質はビジョンないままに進めたことと、関係者にプロダクトに対してのオーナーシップが無かったことが原因と考える。
コロナとともに生きなければならない社会がどのような姿になるかをビジョンとして掲げ、その中でCOCOAやHER-SYSがどのように振る舞うかを考えるべきだった。もはやそれは単体アプリの話ではなく、保健所を含めたオペレーションをどのようにするべきかであったり、濃厚感染者とされた人にどのように振る舞ってもらうか、それを自治体や医療機関がどのようにサポートするかを描く必要があった。そのようなビジョンを示して、国民に変容を促すことが必要だったにも関わらず、それが行われなかった。
さらには今になって他国の状況からわかった部分もあるが、COCOAのような接触検知アプリそのものがどこまで感染拡大防止に役立つかが不透明だったという可能性を排除されたまま物事が進んでしまったのも不幸だった。技術的にもBLE (Bluetooth Low Engery) で機種間の差異が激しいAndroid端末でどこまで機能するのかは今でも疑問だ(100%完全に機能しなければいけないというアプリではないことはあるが)。
そして、一番の問題はオーナーシップの欠如だ。言い換えると、関係者の誰もがこのアプリを愛していなかったのではないかということだ。私が関係者だったら、人の命を左右するかもしれないこのアプリが動いていないかもしれないと考えたら夜も眠れない。逆に、人の命を救えるかもしれないことが強いモチベーションとなるだろう。最初のOSS開発者含め、皆が「自分の手を離れた」「私の担当外の話だから」としているように見える。プロダクトは関係者全員が自分ごととしてプロダクトの成功にコミットしない限り成功しない。日本のプロダクト力が弱い原因はここにあると考えるが、残念ながらCOCOAはそれを象徴するものとなってしまった。
IT業界構造壊す? 日本マイクロソフトが内製化促進
及川 卓也Tably株式会社 代表取締役
マイクロソフトはパートナーを顧客として成長したきた企業だ。Windowsも直接一般顧客に販売はしていたが、パソコンがなければまったく価値がないプロダクトだったこともあり、常にパソコンOEMを向いていた。法人顧客に対しても大口顧客は自社で直接対応するが、そのほかはVARと呼ばれるパートナーなどを通じて対応した。
内製化を目指すということは、短期的にはパートナーを通じて顧客の内製化促進することになり、Win-Win-Winだが、いずれ中間事業者であるパートナーが不要となる未来だ。記事に書かれている通りだ。
パートナーはそのような内製化が進んだ未来において、いかに付加価値を生み出すかを考える必要がある。マイクロソフトも同じく、新しい業界構造におけるそれぞれの役割を考える責任があるだろう。

【西 和彦】ビル・ゲイツに対抗したくてアスキー社長になった
及川 卓也Tably株式会社 代表取締役
沢木耕太郎の著書に 世界は「使われなかった人生」であふれてる。というものがある。映画をベースにしたエッセイ集なのだが、人には「あのときこうしていれば」という選べたかもしれないけど選ばれなかった(著作では「使われなかった」と称している)人生を書いた本だ。
この本にあるように、西さんはマイクロソフトに行かなかった人生というのが常につきまとっていたのだろう。人によっては、このような高いベンチマークがプラスになることもあるだろうが、いかんせんベンチマーク対象が良すぎた(悪すぎた)。
それにしても、西さんは人脈(ネットワーク)作りがうまいのだか、下手なのだかわからない。しかし、これが西さんの魅力であるとも思う。

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