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【注目】住宅ローンの返済増は、最速で「2025年1月」に始まる
NewsPicks編集部
川端 隆史ジョーシス株式会社 シニアエコノミスト
そもそも変動は、多少の金利上昇があっても大丈夫な金額で借りる、それでも固定より良いと判断できる人向け。もう色々考えたくないという人は、今のうちに固定に乗り換え。現状借りている変動が現状の固定を上回るか分かりませんが、10年単位で続く返済での心配を無くしたいという人には合理的な選択。仮に変動が固定を上回る局面が来ても、それまでの低利で得をしたとも言えるので、ひとえにリスク許容度と考え方次第。 また、現在、変動から変動へ借り換えても総額のメリットがでなかったとしても、金利自体が下がれば、今後の金利上昇リスクに対してはプラスとなりそう。加えて、最近の住宅ローン商品は団信が充実。昔のように死亡や重度障害の時だけローンがチャラになる、というものから、対象が広がっていたり、0.1%程度の金利上乗せでガンも対象になるなどのメリットも。 ある程度若いうちに住宅ローンを組む人が多いかと思います。その時は将来に向けて収入が上がっていく、この会社にずっと勤めれば退職金はこのぐらいだから最後に全て返せる、パートでプラス3万円稼ぐから大丈夫、という見込みを持つ方も少なくないと思います。ただ、現実的には、完全な年功序列組織でないかいぎり、年収は頭打ちに。また、自分だけ順調にあがる、というバイアスは持たずに、現状の年収でも返せる金額(か多少のプラス見込み)ぐらいの金額が良いのではと思います。加えて、不測の出費もあり得ます。人生が順風満帆だという前提で組まない方が良いのが住宅ローン。 ただ、これだけの長期かつ大きな金額で、一般人が低金利で借りられるローンは、普通、他にないはずなので、非常に美味しい金融商品でもあると思います。 なお、「素敵な家」を発見すると、前のめりに大きな金額を組んでしまいそうですが、冷静になるべき。金額だけでなく、「素敵な家」の立地なども冷静に考えるべき。毎日通勤なのに駅まで遠い、冬は交通量がすくなかったけど夏の行楽シーズンは大渋滞などなど。買うとなると新築という気持ちになり、それを買える人はそれで良いかと思いますが、「程度の良い中古住宅」という選択肢も一度は検討してみても良いと思います。数年程度で新築から大きく金額が下がる。(上がってしまうマンションとかもありますが)
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