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【斎藤幸平】本当の気候対策は「脱資本主義」しかない
森川 潤NewsPicks 副編集長(NY支局)
ニューヨークにいると、ミレニアルズ以下の若者たちの間で、この斎藤さんの感覚が、突飛なものでなく、ごく自然に浸透していることを痛感します。
彼らの多くは気候変動、資本主義の修復(民主的社会主義)、多様性をセットで語ります。
選挙での争点でも、気候変動が確実にトップ3には入るし、多感な時期にリーマンやコロナ危機があったことで、資本主義が壊れていると認識している。彼らは米国史上初めて親より裕福になれない世代とされています。
ですが、何より日本と違うのは、米国ではそうした世代が今後マジョリティになっていくこと。彼は、自分たちがアメリカを、世界を変えていけるという自身に満ちあふれています。
トランプ後のアメリカは波乱が確実ですが、この左派プログレッシブの世代が政治に大きなプレゼンスを発揮し始めたときに、どんな影響が起きるのか、追い続けていきたいテーマです。
参考動画:【急進勢力】「Z世代」は、トランプでも、バイデンでもない
https://newspicks.com/news/5354807

【株価高騰】「再エネの巨人」にマネーが集まる理由
森川 潤NewsPicks 副編集長(NY支局)
デンマークに洋上風力の工場を見に行ったのは、2012年のことでした。
すでに100メートルを超える巨大な構造物が、港から次々と運び出される様子は、なんだかSFの世界にも見えて、これが10〜100基も並ぶような巨大なウィンドファームが日本に来ることはあるのかなと考えていました。
(当時、日本で騒がれていた案件は福島沖の浮体式洋上風力発電で、その時点から業界ではムリと囁かれており、先日ようやく廃止が報道されました)
そこからほぼ10年が経ち、日本で、洋上風力が凄まじい勢いで盛り上がっています。2030年10GW、2040年30〜45GWという導入目標は、本気の主力電源とする覚悟がないと出せないはずです。
この記事で取り上げた「再エネの巨人」たちは、早くから再エネのポテンシャルに目をつけた上で、そうした各国の政策をいち早く捉えて、今や石油メジャーを一気に抜き去るモメンタムを生み出しています。
日本からも、世界へ羽ばたく巨人は生まれるのか。
この日本初となる壮大なプロジェクトの実現には、技術、製造から土木、系統の整備まで足りないことだらけですが、一つ言えるのは、脱炭素の道をすでに選んだのであれば、そこに突き進むしかないということです。
記事で取り上げた3社がどう進んでいくのか、注目したいところです。

【超入門】2021年最大のテーマ、「脱炭素」を学ぶ
森川 潤NewsPicks 副編集長(NY支局)
もともとこの特集を企画したのは、昨年の米大統領選の後、アメリカでの気候変動への大きなモメンタムを感じたからでした。
ですが、年末に向けて、日本に一時帰国するころには、菅首相のカーボンニュートラル宣言から、12月末のグリーン成長戦略へと、日本側で一気に脱炭素の動きが高まりました。
実際に、久しぶりに経産省から、電力会社、外資のメーカー・電力会社、再エネベンチャーまで話を聞いていくと、少し前では考えられなかった温度感、高揚感をそれぞれの方々が口にしていて、これまでにないモメンタムが起きていることを痛感しました。
特集では、本日のインフォグラフィックを皮切りに、再生可能エネルギー、水素、化学、ESG、そして思想の分野まで、国内外の多岐にわたる脱炭素の動きを取り上げていく予定です。
いよいよ世界を大きく揺るがし始めた「脱炭素」の動き、ぜひこれを機会にきちんと触れていただければ幸いです。

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