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プログラミングは不要になるのか?これからのIT教育への期待と懸念
Diamond Online
勝部 俊介製造業 IT部門
ビルを建てる作業はすべてを人間が手作業でやらなくても、機械が主導で、あるいは機械と人間が協調して行うようになりました。 同様にシステム開発という作業も、ある一定の領域については機械が行う、また機械と人間が協調して行うように変わっていくことは十分にあり得ます。 ですが、どんなシステムをどんな仕様で作るか、ということを決めていく作業、それが決まった後にシステムが出来上がるまでのプログラミング以外の作業、のようなものについては、まだ当分の間は人間が担うことになるでしょう。 ビルの建設で例えれば、どこにどんな外観、設計のビルを建てるかを決める作業。それが決まったら、いつまでに完成させなければならず、その期限を守るためにはどのようなリソース(協力業者や建機)が必要かを把握、計画し、用意する作業。予定が計画通りに進捗していることを確認し、乖離があればリカバリーすることを検討する作業。などがあります。 システム開発業界のビジネスプロセスは建設業界とよく比較されますが、本当によく似ていて、上記建設業界で挙げたような役割は、ほぼそのままシステム開発業界にも存在します。 そのような「単純に機械で置き換えられない役割」については、システム開発業界においてもしばらくは置き換わらないと予想されます。 システム開発業界におけるそういう役割のことを、プロジェクトマネージャー、システムアーキテクト、ITコンサルタントなどと呼称しますが、これら上級IT職にいきなりなれるわけではなく、必ずプログラミングの素養が必要です。なので間口を広げるという意味で私もプログラミング教育には賛成です。 ただしプログラミングだけを極めて上級IT職になれるかというとそうでもなく、プログラミングの素養と共に必要となるのが、計算機科学、アルゴリズム論といったハードスキルに加え、論理的思考力やリーダーシップといったソフトスキルです。 なので欲を言えば、プログラミング教育では「動いて良かったねー」で終わらせず、上級IT職への道筋となる、計算機科学などの知識についてもちょっとぐらい教えて頂けるといいなぁと思っています。(既にカリキュラムに入っているかもしれませんが)
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誤解が多すぎ「日本の賃金が上がらない」真の理由
東洋経済オンライン
勝部 俊介製造業 IT部門
労働生産性に関しては、1ページ目に書かれている以下の式にだけ注目して考えたほうがいいですね。 労働生産性=生産量(付加価値量)/労働投入量 労働生産性とは、「生産量 = 生産したモノやサービスの付加価値」を労働投入量で割ったものです。 要は、ちょっとだけ働いて産み出したモノやサービスが、飛ぶように高値で売れれば、とても労働生産性が良いことになります。 日本の1番の問題(これは方々で言われているので1番の問題と言い切って良いと思う)は、この式の中の「生産量 = 生産したモノやサービスの付加価値」が向上させられていないことです。イノベーションが起きていない、といった言い方をよくされますが、要は、売れるモノやサービスが作れないようになってしまっているわけですね。 労働生産性は生産量/労働投入量なのですから、分子である生産量を大きくすることができないとしたら、労働生産性を上げるには、分母である労働投入量を小さくするしかありません。 しかし、日本には強い解雇規制があり、既存労働投入量を減らすことが容易にはできません。個人的にはこれが2番目の問題ではないかと思います。 非情なことを言えば、既存のモノづくりやサービスに必要ない人員はリストラし、労働投入量を下げることで、労働生産性は上がります。しかしそれも日本では難しい。 つまり、 1.日本ではモノやサービスの価値を上げられるようなイノベーションが起こせていない。= 生産量の向上が見込めない。 2.日本では労働投入量を減らす施策を採ることが容易ではない。 以上2点により、生産量/労働投入量で導かれる労働生産性は、日本の場合変化させられないことになります。
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韓国が「政府のIT化」で世界3位に14位の日本に「大きく差をつけることができた」ワケ
現代ビジネス[講談社] | 最新記事
勝部 俊介製造業 IT部門
技術の問題ではないと思います。 技術を活用したプロセスをどう描くかという想像力、プロセスを変える覚悟、それを受け入れる柔軟性がいずれも不足しています。 例を挙げると、マイナンバーカードの暗証番号を変更するためにわざわざ市役所に出向かないといけないといったプロセス設計の問題もあるし、そのプロセスを問題と認識しているだろうものの一向に変えようとしない組織の硬直性と怠慢の問題もあるし、役所に出向いて口頭で説明を受けて各種申請を行うことを当然と思い、改善を求めない国民の問題もある。 これを変えようとすると技術どうこうよりも「覚悟と気概」みたいなものが必要です。 精神論のように思えますがこれは企業のIT化推進、今ではDXと呼ばれているような取り組みでも全く同じ。 どれだけ素晴らしい技術を持っている組織でも、それがどう役立つかをプレゼンし、各事業部門を乗り気にさせ、新しい仕組みを取り入れたシステムを開発し、そのシステムをボトムまで浸透させて企業全体の業務プロセスを変えていくところまで面倒を見る粘り強さがなければ、物事を前に進めることはできません。 IT化を進めるということはITを使いこなして自らの「やり方 = プロセス」を変えるということです。ハガキはメールになりチャットになり、地図はGoogle Mapになり、映画館はサブスクリプションサービスになりました。 変化には最初は驚きますが、それが圧倒的に便利であれば普及します。要は慣れの問題です。 政府及び役所も、やろうと思えば変われるはず。 足りないのは国民の覚悟と気概だと思います。
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星野リゾート代表が語る「若者は旅をしない」定説に潜む多くの落とし穴
Diamond Online
勝部 俊介製造業 IT部門
恐らくここで言う若者にあたる世代としては、記事を読むと色々言いたいことが出てきますね。 旅をしなくなった理由を自分なりに考えてみると、インドアホビーの発達は大きな理由として挙げられるんじゃないですかね。私の世代なんて小学生の頃から遊びと言えば誰かの家に集まってテレビゲームでしたから。 旅好きの仲間はいますけど、毎回別のところに行くわけじゃなくて、社会人になって各地に散り散りになった学生時代の仲間達の集合場所として都合の良い大部屋のホテルや民宿を見つけては、そこにゲーム機を持っていってホテルのテレビに繋ぎ、お酒を飲みながらみんなでワイワイ楽しむという感じですね。そういう意味では小学生時代から楽しみ方は何も変わっていないです。 修学旅行が楽しくなかったというのはそう言われればそうかもしれないですが、そういう意識よりも、旅行なんかより楽しいことを知っていた、具体的には修学旅行なんかよりゲームがしたかった、みたいな意識の方が強いですかね。修学旅行にプレステ持っていって没収されてた友達もいました。勿論皆が皆そうではないでしょうけど。 もしかして、今「旅好き」と呼ばれている世代は、小さい頃の遊びは外でキャッチボール、大人になっても草野球やゴルフをするような世代じゃないんですか?と思ってしまいますね。 BEBっていう形態は初めて聞きましたがさすが良いとこ突いてきますね。我々の世代は旅をしたとしても周囲をうろつきたいわけじゃないんだと思うんですね。至れり尽くせりのサービスを求めているわけでもない。仲間内の溜まり場が欲しいんだと思います。 仲間がちょっと変わったところに転勤したら皆でそこに押しかけて、ちょっとした市場にでも出掛けて地ビールと地酒、珍しいおつまみでも買って後は部屋で飲みながらゲームです。そういう溜まり場が欲しいんです。観光名所も美味しい食事も、あれば記念がてら立ち寄るかもしれませんが、特に必要とはしていません。 逆に溜まり場として適当であると判断すれば、特にそこに何も無くても何度もリピートします。目的は何かを観光することではないわけですから。
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「”カモられる若者”」として炎上している件について【西野サロンU25】
note(ノート)
勝部 俊介製造業 IT部門
あまり背景をよく理解していないんですけど、「健全な経済」の状態というのは、人々に幸せをもたらす何かを生産する主体(多くの場合は企業)があり、その生産されたプロダクトを人々が対価を払って入手するというサイクルが回っていて、人々がどんどん幸せになると共に、より幸せになれるプロダクトを生産している主体にはより大きな富が集まり、更に得た富を更に次の幸せに向けたプロダクトの開発に投資する、というような良いサイクルが継続的に回っている場合だと思うんですね。 このnoteに登場する方は簡単に「経済」なんて言葉を使っていますけど、そこで扱っている「人々に幸せをもたらす何か」とは何でしょうか? それがプペルという作品であり、その作品を介して人々に幸せをもたらしている(少なくとも彼らの中では)のであれば、外野がとやかく言うことではないでしょうね。 ただし、ある主体が扱っている人々に幸せをもたらすプロダクト自体が周りから理解されない場合は宗教などと呼ばれ、実際には人々に幸せを与えられないプロダクトの場合は詐欺などと呼ばれ、プロダクトの生産プロセスや流通プロセスで問題がある場合はコンプライアンス違反などと呼ばれますね。 noteを読んだ限りでは宗教、詐欺、コンプライアンス違反などの要素がふんだんに入っているように思いますので、受け付けない人がいるのも仕方ないのかなと思います。 ただし「人々に幸せをもたらす何か」がいかに周りから理解されないものであったとしても、「実際にそれを介して幸せを享受している人」は間違いなく幸せを感じているはずなので、繰り返しますが、外野がとやかく言うことではないでしょうね。 とここまで書いて、とはいえ個人的にも「宗教、詐欺、コンプライアンス違反などの要素がふんだんに入っている」と感じていますので、渦中の若者に一言物申したい気持ちはありますけどね。
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