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エリート会社員も気に病む「無限スキルアップ地獄」、それを煽る「ファスト教養」の圧力…時短とクオリティを両立する情報摂取は本当にできないのか?(前編)
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神保 勇揮株式会社シー・エヌ・エス・メディア FINDERS編集部
先日NewsPicksでも楠木建さんとの対談が掲載された、レジーさん渾身の新著『ファスト教養』をめぐる前後編1万8000字インタビューを公開しました。元々このワードはFINDERSでレジーさんに寄稿いただく際に生まれたもので、その経緯に自分が立ち会ったこともあり、あえて自分の名前も出した対談形式にしています。 そうしたの経緯もあり、半分インサイダーな気持ちもあるので、普通にやろうとすると「もう全部同意です」な感じになりそうだったので、アルバム全曲インタビュー的な感じで、本の魅力とレジーさんが何を考えているか余すことなく出してしまおうと考えました。 『ファスト教養』を読んだ方の感想でも結構見かけたので、やっぱ少なからずそう考えてる人もいるよなと思いましたが、FINDERSでのレジーさん寄稿をお願いする段階からずっと課題だったのが「単に自分が気に食わないから否定する」という以上のロジックがどう組めるかということで。ただ、今の言論の消費のされ方からすれば、バッサリ断定調で相手を否定した方が短期的な伸びは期待できるものの、マナーとしてとかそういうことではなく「簡単に白黒つけない中庸的なあり方を積極的に選び取る姿勢を見せる必要があるのではないか」という問題意識も内包していることから、どうしても語るにあたってこれだけの文字数が必要になってしまったものの、「そういうスタンスで書いてくれたのが良かった」という感想が書籍の感想としても多数見受けられるのを見て、やはり間違ってないよなと心強い気持ちになりました。 自分自身、キャリアとしてもプライベートでも「ビジネス」的な場所と「カルチャー」的な場所を中途半端に行き来してしまったなという思いと、でもわりと本当に両方興味あるんだよなという思いもあり、そういう意味でも「全否定はしないが適切な距離感はあるはず」という語り方は共感できました。
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富野由悠季が問いかける「未来の問題」 非ガンダムファンこそ『G-レコ』を観るべき理由
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神保 勇揮株式会社シー・エヌ・エス・メディア FINDERS編集部
【インタビュー担当しました】 「いつか絶対にインタビューしたい」と夢見た富野由悠季監督インタビューが実現!!!テーマは「何を考え、何のためにGレコを創ったのか」。ガンダムの話をほぼせず徹頭徹尾「富野監督の社会への問題提起」を聞いたのでマジでガンダムファン富野ファン以外も読んでほしい! 以下余談として「なぜそんなアクロバティックなことをしたのか」という話ですが、まずもって富野監督インタビューは常日頃からものすごい量出てるので、「他のインタビューでも話しているけどもっと聞きたい話」に絞ってみたかったのがまず一つ。 もう一つは「フィクションを通じて社会(の問題)を語る」際にもう少し富野監督の、かつファーストガンダム以外というか近作(特にGレコ)が語られるべきなんじゃないかと個人的にずっと感じており、まさにGレコはそのために作られたと何度も語られていたので、それを徹底的に聞きたかったのもあります。 実際、Gレコでは例えば ・地球環境の問題 ・際限なく膨張を続ける資本主義の問題 ・技術革新が戦争の悲惨さを増幅するばかりになっている問題 などが多面的に織り込まれているわけですが、「それがテーマだ」という説明描写があるわけではなく、ささいなセリフや背景美術、一見ストーリーと関係ないような場面の描写にこれでもかとブチ込まれているというわかりにくさはあるものの、それでも一度どこかのフックで「わかってしまったなあ!」と引っかかれば芋づる式にあれもこれも全部が面白い!となる魅力に溢れていると感じます。 なので今回は、そうした無数のフックがどこに存在するのか、つまり「監督は現実世界の何に問題意識を持ち、どう考えてGレコを創ったのか」を語っていただくことで「富野監督はそんなことを考えてるのか!」と引っかかった読者にGレコを観始めてもらうことができないか、と考えて企画した次第です。 1万4000字の超ロングインタビューではありますが、ラストでかねてから構想の話が一部インタビューで出ていた『ヒミコヤマト』の話も結構お聞きすることができました。コア富野ファンの皆さんはこの辺りも楽しんでいただければ。
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「大停電の危機」は誰のせいなのか。日本のエネルギー政策を「SNSのオモチャ」にさせるな【連載】あたらしい意識高い系をはじめよう(31)
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