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2年後、センター試験廃止で大学入試は「カオスな世界」になる
現代ビジネス[講談社] | 最新記事
近藤 泰弘大学教員
国語の記述式採点は、入札により1社の業者に依頼することになったようですが、なにしろ50万人分の記述式ですから、あとで自己採点する時に、(友人の)ほぼ同一内容の答案が、違った段階に採点されているという事態が起こることが、ある程度の確率で予想されます。採点は段階制の予定ですが、各大学で点数に換算することになるため、1段階違うと点差は開きます。   50万人分の記述式の採点(漢字の点画の誤り、文法の誤り、その他いろいろが含まれます)を、1社で、2週間そこらで行うということを、思考力・想像力を持って、考えていただければ、そのミッションの難しさは理解できるかと思います。1000人程度の採点要員を確保しているという報道がありましたが、マニュアル作りや点検作業は困難を極めるでしょう。   採点のゆれのような事態が起きるのはやむを得ないという意見もあるかと思いますが、それが起きるのは2021年度入試本番の1月。(本番規模の試行テストは予定されていません)一体、そこで何がどうなるか、誰にもわかりません。 各大学は、記述式部分の換算点数を減らすことでリスクヘッジをはかるしかないですが、初年度に起こりうる混乱に巻き込まれる受験生はほんとうにかわいそうだと思います。   # この意見は、個人の意見で、所属とは関係ありません。
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