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加賀市がSTEAM教育のイベント開催、先進的な取り組みを紹介
TECH+
齋藤 和紀
この記事を見て加賀市の取り組みは先進的と感じますか? 首都圏に住んでいる子供たちは、園児の頃から週末のたびに日本科学未来館に行き、国立科学博物館に行き、その足で国立美術館に行くことだってできて、加えて動物園も水族館も膨大な選択肢があります。山手線に乗って渋谷に行くだけで道すがら地方の何倍ものテクノロジー情報に触れることができます。 一方、地方の県立博物館は充実しています。ですが行ってみると分かりますが、あるのはその地方中心の展示、例えばメソポタミアとか、インカとか、エジプトとか、そういう展示が常設であるところは見たことがない。世界全体をみれば日本の文化文明なんてほんの箱庭の中ぐらいなのに、それを俯瞰してみる機会は与えられないわけです。 STEAM教育が必要と言いますが、STEAM教育が必要な理由こそ格差の象徴です。地方の教育では、首都圏で普通過ぎる情報環境と同等まで持って行くだけでも膨大な労力を必要とします。公共事業よりも何よりも先に、この辺の格差を解消する必要を感じます。 テクノロジーも情報密度も人口に応じて凝集します。結果としてあらゆるものに対して中央と末端との格差を生じます。情報も、金銭も、全てです。 今年は、慶応が甲子園で優勝しました。凝集の頂点、インドで言えばバラモンの家系の子達です。私の周りでは喜んでいる人たちが多かったのですが、これを格差の象徴と思えばこそ何とかしなければいけないと思うわけです。 だから、この記事を読んで加賀市の壮絶な努力を少しでも理解していただければ幸いです。
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A.L.I.Technologiesの見た夢とは?「SPAC上場失敗で見えたドローン業界への影響」
DRONE.jp
齋藤 和紀
いつの間にか10m以上の高度を飛ぶようなデモが行われていたけど、当初ホバーバイクは地上15cmを飛んで走ることを目指すように説明されていたように思う。4輪も2輪も国内にノウハウはある。でも航空機はない。米FAAの過酷な認証プロセスを避け、浮かびつつも接地して走行する自動車としての認証を目指すならば可能性があると思っていた。もしくは水中翼を付けた浮かぶけど飛んでないボートのような運用。だからホバーバイクは今でも可能性があると思うが、もう少し時間がかかる、2030年くらいまで時間がかかることを想定してバリュエーションとバーンを抑えればよかったと思う。継続的な開発であれば5人以下でできたのではないかと思う。制空権を持っていないわが国でどれだけエアモビリティを作っても世界の空には出ていけない可能性が高い。これは技術ではなくて政治と市場の話であり、だから最初からアメリカでやるしかない。それを分かっていながら過大な資金集めをするベンチャーが他にもあると思う。実際、アメリカの航空機設計は日本よりかなり進んでいるので機械構造的に飛ぶのは「あたりまえ」と思われている。その先に、政治的・社会的にちゃんと飛ばせるようにすること、当局とネゴりながら開発すること、商業的に成功すること(例えば空港のハンガーにちゃんと入るかとか)、まで最初の時点で見越して皆やってる。それらをコンセプトデザインやモックばかりでプロモーション先行するケースがどこの世界でももてはやされたりするが、それらは今後どう収拾を付けていくのだろうか。実のところホバーバイクはスタートアップの初期プロモーションとしては大成功で、そこで現実路線に回帰して終わらせるべきだったのだが、ホバーバイクありきで資金調達してしまったのでプレッシャーとバイアスがかかったと分析する。だとしたらこれから資金調達しようとする起業家のケースメソッドにちょうどいい。
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