ホーム
23フォロー
40フォロワー
【最速解説】なぜ「ChatGPTの総帥」は、追放されたのか
高橋 徹Linked Open Data Initiative 理事
OpenAIはオープンソース思想を起点として作られた組織であり、その出自にもとづく取締役会のガバナンスが今回の「クーデター」を可能にしたのかと、個人的に納得した。元研究者としては「世界をより良く変えていきたい」という純粋なオープンソースカルチャー系エンジニアのこのような意識がOpenAIの開発の中心部に根付いているということに希望を感じるとともに、現経営者としては、既に資本の理論のレールに乗っかって巨大化しているOpenAIがサム・アルトマンというビジョナリーであり戦略家でありトップセールスマンを排除して、暴走させずに巡航速度に落ち着けることが可能なのか心配になる。アンチビジネスな良心と研究者マインドを貫きたいという気持ちに共感を覚えつつも、経営は理想論では動かない。彼ら彼女らが心配する「AIの暴走への懸念」のためには、まず自律的な経営を守り安定させることが前提となる。その青写真はあるのか。本能寺の変の後の天下取りの乱戦状態のなかで、新経営陣が主導権を失って埋没していくのではないかと心配する。
"タケヤリで戦えというのか"宝島社が新聞広告 「ワクチンもない。クスリもない」「政治に殺される」
高橋 徹Linked Open Data Initiative 理事
日米の実力差を理解せずに開戦を煽ったのは戦前の世論とマスコミ。国内で重症率も死亡率も低い段階で恐怖に煽られて過剰な自粛を求めたのも第一波のときの世論とマスコミ。それに流されて後手後手の、エビデンスベースの判断ができない政府のやり方はもちろん悪いが、科学的統計的な判断ができずに、本当の危機のときに余力がない状態を作ったのは感情的な市民もマスコミも同罪ではないか。科学の成果はワクチンではない。データと分析とそれに基づく戦略だ。感情的にワクチンを求めて殺到する姿勢こそ、竹やりで身を守ろうとする非科学的な態度に重なる。より厳密な科学的対策を求めずに、我慢も限界と、感情に流されている自分の姿を反省できない広告は、日本を悪い方向にしか向かわせないだろう。毎度の言論の科学音痴ぷりにがっかりする。
G7外相、中国・ロシアが最大の脅威 共同声明採択
高橋 徹Linked Open Data Initiative 理事
経済成長中心で考えてたら何でも話が通るという時代が終わり、グローバルな世界に長い政治の季節がやってきた。基本のルールが変わったということで、これまでの経済合理性中心の思考を転換しなければ時代が読めなくなってくる。人権や反専制という、数字化しにくい目標に対するセンスを働かせつつ、その予測の枠内で強かに新しい経済を考えないといけない。純粋な経済人にとっては力を発揮しきれない、不本意な時代となるかもしれない。トッププレイヤーに必要とされる特性が入れ替わり、世界中のすべての組織の顔ぶれがよくわからないうちにがらりと変わっていくのだろう。
火星ヘリ、歴史的初飛行に成功 NASAの「インジェニュイティ」
高橋 徹Linked Open Data Initiative 理事
そうか、火星の地表の大気圧は地球の1%以下しかないのか。
となると重量のあるドローンは無理なのか。火星の地表で竜巻が移動している動画を見たけど、軽量だと気流の乱れにも敏感そうだ。
でも、飛ぶことさえわかれば自動制御の技術の向上で、荷物を運ぶのは難しそうだけど撮影や調査には大活躍しそう。すごいなぁ!✨
Wikipediaより
——
火星の大気は、金星の大気よりも遙かに希薄であるが、同様に主に二酸化炭素で構成されている。
火星表面の大気圧は、平均750パスカルであり、地球の海面上の平均である101.3キロパスカルのおよそ0.75%、金星の平均9.3メガパスカルのわずか0.0065%である。オリンポス山の頂上の30パスカルからヘラス平原の最深部での1,155パスカルまで幅がある。
「トリチウム」がゆるキャラに? 復興庁「親しみやすいように」原発汚染処理水の安全PR:東京新聞 TOKYO Web
高橋 徹Linked Open Data Initiative 理事
いくらリベラル派だからといって、知性と地位のある人がトリチウムのキャラクター化問題に批判的な立場で乗っかってはいけないと思う。問題をわかりやすく理解する方法としてキャラクター化は日本文化に広く定着しており、それ自体はなんの問題でもないはず。問題にすべきは、その手法を用いて説明している科学的な内容の方であるはず。
科学的な内容の妥当性に触れずにキャラクター化を批判的に揶揄する人は、自分は科学を根拠に革新性と批判的精神を発揮する本来のリベラルでなく、権力に対して心情的に反発するために科学的知識よりも敵対心や風評を利用する似非リベラルであると、自ら表明しているようなものだ。少なくとも大学教員などの地位のある人が、似非リベラルの戦術に加担したり権威的なお墨付きに利用されたりするべきではない。
科学的知性を大事にすることは、党派を超えた支持を集める本物のリベラルのための最低限の必要条件だと思う。
仏NGO、ユニクロを告発 ウイグルの強制労働問題
高橋 徹Linked Open Data Initiative 理事
ユニクロ等のファストファッション企業が人権侵害に関与しているという証拠はないし、各社ともきちんと調査して深刻な人権侵害が取引先でなされていないことは確認していると思うが、1番重要なことは、こういった報道が大きく取り上げられるようになったという時流の流れとそのリスクを読み違えないことだと思う。大きな理不尽の前では個別の理不尽は許される、という左翼的な考え方は今に始まったことではないが、欧米の主要メディアにおけるその取り上げられ方、すなわち国際世論に対する影響は急速に大きく様変わりしてきている。慎重に、正当な判断で経営していたとしても、大きな流れによるリスクを読み違えれば負けてしまうのが経営の怖さ。自らの正当性を主張すればするほど悪印象のレッテルを貼られるリスク。そのリスクを避けるためには法律よりも大きな文脈を分析する必要がある。これまでは自由経済が政治をリードしてきたが、価値観に基づく国際政治が世界経済をリードするというコペルニクス的なゲームチェンジに対応する必要がある。トランプ時代に不安定的に始まったことが、バイデン時代となって世界の大前提のルールに昇格してきている。このものすごいスピードに乗るもリスクだが、乗らないのもものすごいリスクだ。
【図解】今年の大本命。「クリエイターエコノミー」って何だ
高橋 徹Linked Open Data Initiative 理事
素晴らしい時代の流れであり、素晴らしいまとめ企画だ。
個性をねじ曲げるアテンションエコノミーから個性を尊重するクリエイターエコノミーへ。
私生活を公開するYouTuberからアカデミックな知見をコミュニティに変えるマネタイズのプラットフォームへ。
しかしカルト化の懸念あり。イーロン・マスクがカルトというのは、よくぞ言ってくれた!という感じ。彼はビル・ゲイツやスティーブ・ジョブスのようなビジョナリーとは異質の、カルト化した存在のように感じる。
パーソナルデータ保護の問題に加えて、もしもクリエイターエコノミーがアテンションエコノミーを凌駕する勢いが出てくれば、既存の広告技術のあり方全体に大きな変革が求められるようになる。広告はフェアではない。お金を多く払った人が自社サービスや製品の紹介だけでなく、競合に対する優良誤認をうながす権利を得る仕組みが広告だ。これをフェアにするために、広告を表示する際には必ずしも競合するサービスや製品の情報もプラットフォーマーが表示しなければならないというルールが必要になるんじゃないかと思う。そうすることで、広告資金がまだない小さな会社やクリエイターの競合製品のチャンスを広告の仕組みで広げることができるようになる。
アテンションエコノミーとクリエイターエコノミーがともに成長する仕組みはできると思う。今のアテンションエコノミーの歪みがクリエイターエコノミーの成長によって正常化し、世界が創造的な人々や作品にとってよりより場所になることを期待する。
NORMAL
投稿したコメント