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スシロー運営会社の業績が絶好調 コロナ禍でも積極出店で過去最高の売り上げ
ITmedia ビジネスオンライン
豊田 啓介建築家、noizパートナー、gluonパートナー、東京大学生産技術研究所客員教授
どんな食事にも言えることだし、価格と量の競争に巻き込まれればどんな業態でも同じ問題が待ち受けているので回転寿司業態だけに言えることではないかもしれない。とはいえ、やはり海洋資源の急速な枯渇と乱獲の問題がこれだけ明確になっている中で、こうした寿司の大衆化とチェーン化はどれだけのインパクトを持ち、そこに対する対策をどの程度具体的に行っているのかは気になるところ。 ウナギも同じ話だけれど、すべての食事が等しく民主化されて、あらゆる人が食べられるようになるべきだとは必ずしも思わないし、そこにいろいろな文化や経済、技術的な違いがあるから食は奥が深いし楽しいのだとも思う。海洋資源の枯渇に貢献しかねないことを前提とした業態であるなら、それを如何に回避する方法があるのか、そのために具体的にどう企業努力と社会貢献を「有意な形で」行っているのか(見せかけのアピールプレーではなく)、そこを誰にでも見える形でしっかり示してほしいと思う。 僕は上記の理由から、個人的に回転寿司という業態はサポートするべきではないと考えてもう10年以上行っていないし、チェーン店でのウナギ料理の類もどんなにおいしそうと思っても食べることはしない。そういう産業に従事している人がいることも前提としたうえで、企業にはただだまって搾取ではなく、業界全体を、社会のサイクルをどう持続可能なものにしていくかを、その産業の顔として目に見える企業が明確に示し、かつ行動に示すことが不可欠な責任になってきているし、それができない企業は淘汰されていくべきだと思う。 一つ一つの消費行動は単独でのインパクトは小さいかもしれないけれど、個々に信念を表明し続けることは大切だし、そうした行為の蓄積が社会的な投票として時として大きな力になる。そういう権利を常に行使するという感覚は日常的に持っていたい。 それでも近視眼的なコスパと広告ベースで、マクロな社会は動いてしまうのだけれど。
206Picks
デイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツが修復を手掛けた、ドイツ・ベルリンのミース設計の「新国立美術館」。新設部の明示された図面や修復中の写真など豊富な資料で紹介
architecturephoto.net
豊田 啓介建築家、noizパートナー、gluonパートナー、東京大学生産技術研究所客員教授
ミースのミニマリズムの極地とも言えるナショナルギャラリー。当時とは環境性能や法的与件などかなり違っている中、国家のプライドを賭けた改修プロジェクトをしっかりやり切っていて心地いい。一つ一つの部材がおそらくオリジナル以上にシャープで綺麗になって、最新の断熱性能を与えられたであろうガラスのクリスプネスと合わせて、これは一度現地で見てみたいプロジェクト。 20世紀後半のいわゆるモダニズムの傑作建築がメンテナンスの臨界点を越え始め、これ以上金をかけ始めるならいっそ解体建て替えをとなる事例が世界中で激増している中、しっかりと時間とお金をかけてオリジナル以上の質に戻して次の50年を生かそうとする、社会として、国としての心意気が如実に現れている。拍手。 今回改修を担ったのがイギリス人のチッパーフィールドという点も今どきで、チッパーフィールドは確かにベルリンにも事務所を持ちドイツでの実績も多いとはいえ、ザハの新国立を官民一体で潰しにかかって結局自分たちの進歩を止めているどこかの国とは、社会の許容度に隔世の感があるなと。文化って、こういう社会全体の理解の蓄積だよね。 チッパーフィールドもミニマルなデザインで知られているとはいえ、どこか無骨さを残すミースに比べてどの仕上げ、どの質感を見てもどこかチッパーフィールドで、同じ形をなぞったリスペクトの中でもこうも違いが出るものかという驚きも。いちいちテクスチャがチッパーフィールド風で、シルキーにサラリと優しい。 今後日本でも同様のモダニズムの名建築の保存問題は多く出てくる中で、デザインだけでなく技術や価値化のスキーム、社会の理解の醸造などこうしたノウハウの共有と分析が日本で十分になされているとは言い難い状況にある。ぜひ日本の建築研究者には、このあたりのビジネススキームをしっかりと研究していただきたいところ(NYのTWAターミナルとかもレストアの細部までのこだわりは本当に凄かったし)。 newspicksでは珍しい建築ニュース、かつ大好きなarchifuturephotoからの引用ということで、ついつい嬉しくてコメントしてしまいました。もっとこういうニュース続いてほしい。
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IHG、安比高原にホテル3棟開業へ
河北新報
豊田 啓介建築家、noizパートナー、gluonパートナー、東京大学生産技術研究所客員教授
ニセコの成功を受けて、東北にも通年型かつより滞在型のインターナショナルリゾートを本気で作りに行くという方向ですかね。イギリスの伝統あるインターナショナルスクールも開校予定とのことで、本気でアジアパシフィックの受け入れ目指すのではないかと。ただそうなると、ホテルを起点とした質と量を備えた別荘地の開発と、それ以上に大切なのはハイエンド向けサービスアパートの量的供給。アジアパシフィックのハイエンドファミリー層の投資と利用を促進するには、ここが肝になる。 コロナを受けて、いわゆるリモートワークやフレックス、副業などという形で旧来の職のあり方の離散化が進み、それと相まった形で住の離散化も進んでいる。エンタメやレジャーはそもそも離散と流動が先行している領域で、それらの総合的な加速と再編の実現には、学の離散化と他拠点化、選択肢の多様化が次のポイント。 アジア全般に増えるインターナショナルなハイエンド層向けの半リゾート/半定住型開発は、インターナショナルスクールの存在を核にするケースが増えていて、日本ではまだその成功事例が少ないものの、日本での生活費人件費が相対的に安くなる中、アジア型ハイエンドリゾート開発は今後日本でも有効になっていくはず。 夏季のリゾートとしても申し分ないリッチだし、最近の青森のアートディストリクト化なども瀬戸内のような集客路線への期待値を上げてくれる。国際空港からのアクセスがネックになりそうなので、仙台空港へのアジアパシフィック圏からの接続を上げていくのはポイントになりそう。 学の多拠点化多層化がようやく始まったとはいえ、流動化はまだこれから。都市と地方、リゾートをつなぐ新しいプラットフォームの鍵はきっとその先にあるはず。その意味で、インターナショナルスクールと連携する形でのこの試みは、注目度高い。
スクウェア・エニックスに複数の買い手候補が関心-報道
Bloomberg
豊田 啓介建築家、noizパートナー、gluonパートナー、東京大学生産技術研究所客員教授
ちょうどスクエニの利益率云々のニュースが流れた直後だし、諸々の立場からの思惑が交錯した動きの一環なんでしょう。ただ長期的な骨太投資を重ねることで短期的な利益回収効率が低下している現状とすると、逆に言えばその切り売りで短期の高利益化の要素は沢山あるということで、技術力や開発力もあるしワールドワイドなコンテンツもまだまだ使いきれてないもの多く持ってるし、グローバルな価値感覚で見たら投資対象としては相当魅力的でしょうね。 スクエニのすごいのは、いわゆる開発力やコンテンツ力だけでなく、自前のゲームエンジンを公開してプラットフォームとしての展開もしている点。日本の他のゲーム開発大手は自前のゲームエンジンを社内プラットフォームとしていて積極的に公開・展開はしていないので、どこまでいっても開発者の枠を出る可能性がない。その点スクエニはEpicやUnityの方向に行き得るポテンシャルも持っている、稀有な日本の企業です。 スクエニのオリジナルエンジンの開発や展開を担うルミナス・プロダクションズ、本体からの切り離し時点でちょっとゴタゴタしてあまりうまく飛んでいない印象ありますが、ルミナスがもっと汎用プラットフォームとしての展開できるなら、すごい長期的なインパクトがあるはず。特にエピックのように、ゲームを踏み台にちゃんと都市や実環境記述の方向にピボットできたら、これはすごい領域。 というか、都市建築領域にいる身としては、そこに出てきてほしいとずっと言い続けているんですけどね。今回の買収云々はあまり現実性はなさそうな気はするけど、むしろほんとに海外資本に買収されちゃった方が、そういう思い切った投資もできる体制により早く移行できるのかも。。。
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丸の内のシンボル「東京海上日動ビル」解体へ 皇居周辺で初の超高層ビル
東京新聞 TOKYO Web
豊田 啓介建築家、noizパートナー、gluonパートナー、東京大学生産技術研究所客員教授
建築学的な視点と環境的な視点、経済の視点でいろいろと象徴的なプロジェクト。個人的には建て替えはしょうがないと思う反面、建築の耐用年数と技術や経済の変化率の乖離が指数関数的に大きくなる現状で、一建築家として悶々とするところでもある。 文中にもあるように大きな社会的論争の的になったプロジェクトで、現状のプロポーションも本来あるべき姿から頭部を1/4ほど削り取った妥協の結果。戦後最上層が焼失したまま使われ続けていた東京駅舎が、最近当初の上層部まで復元した形で再生されたのと比較しても感慨深いものがある。 建築史視点での歴史的価値はもちろん重要だけど、同時に当時とは設備や構造、動線計画などのスタンダードが大きく変わった現在、当時の構造体のままではどう改修しようと現在のスタンダードでの価値化は難しいというのもおそらくはその通りで、現行法規下で新築すればおそらく相当の床面積を増やせる中、事業者目線で保存改修は現実的ではないと思わざるを得ない。 建築業界は保存運動を、評価軸が建築業界内に閉じた歴史的価値や美観という論点ばかり押し通すのではなく(それも大事なのは前提として)、丁寧な改修によるより広域の価値付加や評価の手法を明確にし、仮に既存躯体を再利用した場合の改修のバリエーションやそのLCC比較、リモートや職住の離散的混在のあたらしい流れ、エコや脱炭素といった新しい価値視点からの積極的な社会貢献価値がどれだけ生じ得るのか、そうした新旧ハイブリッドの社会的価値や文化的価値にはどのような新しい軸が生じるのかといった、これからの複合的な価値軸の提示を、積極的に行う姿勢を見せるべき。ともすると保存原理主義的になりがちな保存改修の流れを、より積極的な、新しい時代に適合する価値創造の選択肢の提示とすることこそが、むしろ建築界の投資領域であり役割。 さらにそこには新しいデジタルプラットフォームの活用を組み込む可能性はたくさんあって、コロナによるメガプレート至上主義の終焉と併せ、むしろレトロフィットのほうが価値を生みやすくなる可能性も十分にある。例えば大手町初の職住混在型タワーとか見てみたい。ニューヨークで実務をしていた時にも、新築と同程度の予算をかけて古いビルをオフィスに全改修する攻めの改修事例を多く見てきたが、東京だって十分に可能なはず。むしろ今なら価値化の選択肢はより多い。
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国交省、全国56都市の3D都市モデル公開。仮想空間で都市をそのまま再現可能
PC Watch
豊田 啓介建築家、noizパートナー、gluonパートナー、東京大学生産技術研究所客員教授
とりあえず都市の標準3Dモデルをオープンに提供するというのはすごく価値があるしすばらしい一歩。ただ同時にまだまだカバーするべき、接続するべき領域はたくさんあるということも十分に理解されておくべきというのもちゃんと指摘はしておきたい。 プラトーのベースになっているのは、数ある3D記述仕様の中でも特に俯瞰的な地図系の3D記述の体系であるGIS系の一つ、City GMLという形式。あくまで都市スケールの記述を前提にした仕様なので詳細なスケール(例えば車椅子の移動で検証が必要なcm単位の段差の検証など)は本質的に扱えないし、外部空間を対象にしている仕様でもあるので室内や地下などの環境記述には適さない形式。コンマ数秒を争う複数の自律走行エージェントの環境記述やマルチエージェントを同時に扱うような環境には、異なる3D記述使用が不可欠になる。 世界のいわゆるスマートシティと呼ばれるものを見ても、sidewalk labの頓挫したトロントやalibabaの杭州などはスカラーデータの流通というあくまでデータ連携のシステムで、そもそも実空間の3D記述を前提としていないし、シンガポールはBIMベースで建設や法規的なコントロールを前提にした仕様で、いずれも今回のプラトーとはかなり異なるアプローチ。テンセントが昨年発表した深圳の都市計画は、おそらくゲームエンジンで都市を記述するはじめての都市計画になると思われるが、仕様やLoDの構成など詳細はまだ不明。 こうした3D記述仕様の間でもそれぞれ得意分野と扱えない領域は大きく異なっていて、今のところ一つのデジタルツイン仕様であらゆる目的を扱えるような形式は存在しない。 できるところからどんどんやるという姿勢は大いに賛成で、ここからいろんな用途が広がることを期待しつつ、これで都市のデジタルツインできた!みたいな短絡的な理解や思考停止の傾向は改めて戒めておきたい。これは長い道のりの第一歩、一つの手がかり。ここからの多様な仕様の整理と互換、連携とそれぞれの特性を活かした産業領域ごとの適用が重要。
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近鉄グループ、8ホテル売却へ 米ファンドに600億円で
日本経済新聞
豊田 啓介建築家、noizパートナー、gluonパートナー、東京大学生産技術研究所客員教授
ホテルのオペレーターとしての事業メリットに、不動産を自前で所有している点の貢献はそれほど大きくないし、むしろ今のような状況ならキャッシュ増やしてオペレーションの対応に回したほうがいいのは明らかなので、状況的にある程度安く手放さざるを得ないのは仕方ないとして、正しい動きですよね。 むしろ鉄道会社であることを活かすには、まとめて都心部の大規模ビルや再開発エリアを一体で所有する大規模集約型ではなく、沿線の都心から郊外、リゾートまでのグラデーションを活かした離散的な小規模な拠点のネットワーク(これも所有とは限らない)の構築と、その間のフィジカルとデジタルを融合させたネットワークとプラットフォームの構築とそのある規模を超えたマス化に当座の資金と人員を投入する方が、今後の10-20年を担う領域(特に不動産を手放すことで生じるフィジカル賃料の減少を補うバーチャル賃料の創出として)の早急な開拓の動きとしても重要なはず。 ホテルのオペレーションを手放さずに(今後ホスピタリティ機能を自前で持つということは、職・住にかかわる領域のプレイヤーとしてはこれまで以上に重要になる)、売れる不動産がまとまってあるのはものすごくラッキー。むしろこれはチャンスと考えてがっつり新しいプラットフォーム構築に投資して、次世代のロールモデル開拓してほしいところ。
308Picks
エピック・ゲームズ評価額、直近の調達ラウンドで3兆円強か-スカイ
Bloomberg
豊田 啓介建築家、noizパートナー、gluonパートナー、東京大学生産技術研究所客員教授
アップルに正面から喧嘩売っておいてのこの期待感、さすがですね。エピックの強みは単純にゲームのプラットフォームとコンテンツだけではなく、ゲームエンジンの基礎技術やプラットフォームを活かして都市やプラント、自律走行などの環境記述基盤の方にも多大な投資と開発を進めているところ。長期的にはむしろこっちの方が本丸というのは彼ら自身も理解していて、unityと合わせて世界のゲームエンジン二強はここへの投資と理解が圧倒的。その意味でアップルと喧嘩しようと事業領域異なるので表向き見えるほどにはコンフリクトない。 日本にもゲームメーカーは多くあって、かなり優秀なゲームエンジンを自前で開発しているところも複数ある。ただ残念なのは結局ゲームに閉じてしまって、その先の実世界と情報空間を接続する、より広い領域への展開と投資ができていない点。次のフロンティアは宇宙などではなく、ゲームエンジンによる実空間の双方向記述とメタデータの融合プラットフォーム。いわゆるミラーワールドの汎用基盤。 ここで日本がまだ優位性を十分に持ちうるのは、この世界の構築には情報側の技術だけでなく、実空間の理解と高度な分解能が絶対的に必要だから。ものづくりが得意な社会のDNAを、今こそ活かせるはず。ここが今日本が一番戦略的に注力すべき領域。
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2021年プリツカー賞、フランスのラカトン氏とバッサル氏に
www.afpbb.com
豊田 啓介建築家、noizパートナー、gluonパートナー、東京大学生産技術研究所客員教授
ラカトンとヴァッサルがプリツカー賞受賞とのこと。近年のプリツカー賞のエシカル寄りの傾向がより鮮明になった選考で、建築の評価軸も社会の中での役割も、どんどん変わってきている(いい意味で)なとあらためて。 近年のプリツカー賞の選考は、グローバルな志向の変化を敏感に反映して、様々なエシカルな面を評価する傾向が明確。20世紀の間はいわゆる巨匠建築家と呼ばれる、主にザ・デザイン領域において高く評価された、主要先進国で経済的にも機会に恵まれやすいビッグネームが受賞する賞だったものが、2000年ごろ以降徐々により丁寧に、各地域の特性に根差した活動を、派手でなくても継続している建築家(もしくはグループ)を広くピックアップする傾向を明確にしている。同時に以前は男性の独壇場だった中、女性建築家にも受賞者が増える傾向も顕著(これは意識してなくても普通にそうなったともいえるくらいには、著名建築家には女性は相応に多い。少なくとも他分野に比べると)。エスニシティやナショナリティの機会均等という視点も、間違いなく共有されている。 最近は特に、いわゆる富裕層のための贅沢品としての建築ではなく、むしろ貧困層のための、社会的弱者のための、もしくはさらには地球のため環境のための建築という視点から、地道な活動を継続している建築家をより評価する姿勢が明確。 建築という巨大なお金が動き、長期間多くの人が使用し、人々の財産や生命を守り、生活の大きな部分の質を形成し、地球環境への影響も大きな領域で、いわゆるわかりやすいスター性や奇抜さにこだわらない、より長期的で多様な評価軸が広く共有されているということは素晴らしいこと。 今回受賞したラカトンとヴァッサルも、おそらく最も有名なプロジェクトは日本でいう古い公団住宅の増床とアメニティ向上を、丁寧かつ質の高いデザインで合理的かつリーズナブルな予算で行ったプロジェクトだし、今回の審査委員長であるチリのアレハンドロ・アラヴェナもまた、自身が低所得者向け住宅の経済性と自由度を見事にデザインで解決して見せた、5年前の受賞者でもある。 人間は視覚ベースの生き物で、どうしても見た目に流される傾向は否定できない。しかしこれからの社会、以前より一層多元的な理解でものを見る、評価する姿勢を大切にしたいとあらためて感じるメッセージ性の強い選考で、おおいに拍手を送りたい。
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VR版の伊勢丹がオープン。スマホで、PCで、24時間いつでもいけます買えます
ギズモード・ジャパン
豊田 啓介建築家、noizパートナー、gluonパートナー、東京大学生産技術研究所客員教授
これもそうだし先日公開されていたバーチャル甲子園もそうだけど、単純にリアル空間をバーチャルに置き換えただけというのは、まだ過渡期にあるとはいえ正直ムズムズする。 それはそれでアクセシビリティの点で可能性を広げている面はあるだろうし、リアルとは違う購買の仕方、チャンネルの提供をしている面はあるだろうけれど、せっかく重力もない、建築基準法もない、一人一人の客ごとにカスタマイズできる、在庫や展示の数に制限がない等、バーチャル空間ならではの購買や展示、関係構築の可能性はもっとたくさんあるはずだし、そこの実験をしないとあまり意味はない。 バーチャル世界を単独で扱うその次には、バーチャル空間をリアル空間と場所的にも体験的にも双方向に接続することで広がる世界がやってくる。そうしたMR世界ならではの価値やビジネス構造をより精度高く描くためにも、まずはバーチャル単独の世界ならではの特性や新しい構造、ノウハウの探索を積極的にしにいかないと、せっかくの機会が次につながらない。 バーチャル世界は現実のコピーではない。独自の自由度と価値体系を持つ新大陸。そのつもりで探索しないと、宝をみずみす見逃すことになってしまう。とりあえずやってみること自体はとても大事ではあるけれど。
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月間1億2000万人がテレビでYouTubeを視聴 CTV市場の拡大で広告枠をもつYouTubeに追い風か
Real Sound|リアルサウンド テック
豊田 啓介建築家、noizパートナー、gluonパートナー、東京大学生産技術研究所客員教授
発信者つまりは製作者がBからCへと単純に移動するということではなくて、BとCの間に連続的なスペクトルができて、そのどの立場からも相応のクオリティと視点の発信と受信のニーズができてくるということ。その中でのfromBの極が既存のテレビ局からNetflixへと移行する中で、さまざまなグレード感の中間的な発信の受け口としてYoutubeがパワーを持ち出しているという構図。 当初はfromBしかなかった世界でfromC開拓の騎手だったものが、さらにその先にTiktokのようなメディアが生じてきてしまった中で、Youtubeはその中間のマスをカバーする立ち位置を鮮明にしてきている。 うちの子供を見ていてもいわゆる地上波とBS、NetflixとYoutubeを本質的に区別している気配は全くなくて、その中で気分や目的に応じてうまく使い分けている感覚が少し前の世代と比べても全く異なる。その中で、アーカイブものやfromCネタのカバーなどの受け口としてYoutubeが持つ間口の広さには、どうやっても既存のテレビ局は対応できない。そもそもオンデマンドでないとせっかく金をかけたコンテンツのマネタイズが成り立たなくなりつつある中で、既存のテレビ局はそこそこ専門的なfromBの製作エージェントという中間的な極大値の立ち位置をキープするのが精一杯になっていくはず。 その中で唯一優位性を保ち得ていた、視聴率という評価方法がYoutubeに拡大することで、既存テレビ局の立ち位置は今後劇的に厳しいものになっていくはず。これまでテレビ局がもっていた機能は分解され、複数の業態に流動的な形に再編されて行かざるを得ない。これは放送業界だけの話ではなくて、今後いろんな業態で起こること。僕のいる建設業界でもおそらく同じなのだけれど、幸か不幸かまだ建築業界でのYoutubeやNetflix、Tiktokは出てきていない。
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