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カカオ創業者ら韓国富豪、資産の半分以上を寄付へ
小林 賢治シニフィアン株式会社 共同代表
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成長と統治どう両立?スタートアップ社外役員事情を探る
小林 賢治シニフィアン株式会社 共同代表
社外取締役が今後大きく不足することが見込まれている中で、スタートアップがどのようにガバナンス に向き合っていくかについて、日経でご紹介いただきました。
日本においては、取締役というポジションを「会社の役職の最上位」と捉える向きが強く、過去の貢献に対するrewardであったり、採用上のアトラクト枠として取締役に任命する、というケースがいまだ数多くあります。
これは、むしろ大企業よりも新興企業の方が顕著です。
ボードメンバーは、過去をみて選ぶのではなく、将来の会社の方向性を見て選ぶべきだと強く感じています。
取締役会では会社の将来を左右する議論を行うわけですから、その議論をするのにふさわしい構成である必要があります。
特にスタートアップの場合、数年経つと会社にとって重要な議論の重点が大きく変わることがあります。
例えば、現在は主事業の業務執行の話題が主だが、5年後にはM&Aとポートフォリオ構成の議論が主になっているとか。
あるいは、現在は国内事業がメインだが、5年後には海外展開の議論が主になっているとか。
そうしたことが想定されるのに、ボードの中に財務戦略に詳しい人や複数事業のポートフォリオを扱った経験がある人が一人もいなかったり、グローバル経験がある人が一人もいなかったりするのは、将来の成長議論を阻害する大きなマイナス要因になってしまいます。
よく、「誰かいい社外取締役の方がいたら紹介してください」とさらっと言われることがあるのですが、実はこれはそう簡単に「Aさんいいですよ〜」と返せるものではなく、会社の将来のアジェンダをしっかりと理解し、取締役会の進化の方向性(+会社のカルチャーとのフィット感)まで見据えた上で考えないと、自信を持ってworkする人を推薦することはできません。
この議論はNewschoolのプロジェクトでも取り扱うので、ご関心のある方はぜひご参加ください!
https://newschool.newspicks.com/overview39
【小林×村上】社外取締役は、裸の王様に「あなたは裸だ」と言えるかが問われる
小林 賢治シニフィアン株式会社 共同代表
「経営と執行の分離」(森さんのコメントにある通り、「経営の【監督】と執行の分離」の方がより正確かもしれません)は、言葉としては広く流通しているものの、いざ取り組もうとすると、経営者からは「経営者が現場感を失っちゃうのでは?」「自ら先頭に立って推進してこそのスタートアップでは?」といった懸念がしばしば聞かれます。
実際、そのトレードオフは一定は発生します。
その一方で、執行のど真ん中から少し立場を変えてみることで、いま自分たちが取り組んでいる事業の成長限界がどの辺りか、競争環境に変化が生じているか、といったことの解像度が上がることはままあります。
最前線の感覚と司令部の感覚をうまく行き来するのが新興企業にとって望ましいですが、それを経営者個人の感性やインテグリティのみに依存するのは過剰だと思います。
社外取締役は、経営者の視点の行き来をうまく促し、いま会社をどの視点でとらえるべきか(細部を見つめるアリの目線か、全体を俯瞰するトンボの目線か)を経営者に認識させることが大事だと思います。
【小林×村上】攻めのスタートアップ企業こそ“ガバナンス”を構築せよ
小林 賢治シニフィアン株式会社 共同代表
日本では毎年「コーポレート・ガバナンス元年」と言われて久しいですが、2020年は後から振り返って、大きな変化の変極点にあった年、と言われるかもしれません。
アクティビストが積極的にTOBを仕掛ける中で、資本市場との対話を否応なしに見直す必要性が出てきた、という外圧的側面もありますが、急成長を企図する新興企業のいくつかがコーポレート・ガバナンスの重要性を認識し、単なる牽制にとどまらない攻めのガバナンスをそれぞれ志向してきており、それが形として現れ始めました。
背景として、これまでは小さすぎて資本市場の中で存在感がなかった日本の新興企業勢がこの1年で急激に注目を浴びるようになり、時価総額の面でも、また社会的影響力という面でも、一昔前よりぐんと存在感を増してきているということがあるんだと思います。
単に「形式」を整えるだけでないガバナンスとはなんなのか、それが企業の成長とどう関係しているのか。
「これが答えです」と一言で答えきるにはとても重いテーマですが、来年はNewschoolのプロジェクトでみなさんと一緒に掘り下げていきたいと思います。
【開講迫る】IPO後の成長のカギ。「スタートアップ・ガバナンス」を考える
小林 賢治シニフィアン株式会社 共同代表
今回プロジェクトリーダーをつとめる小林です。
日本は欧米に比べてコーポレート・ガバナンスが遅れていると言われて久しいですが、社外取締役の選任率などの数値でみると、ここ数年で外形面では一気に浸透が進んだようには見えます。
他方、国内におけるコーポレート・ガバナンスの議論の多くが成熟企業を対象としており、新興企業においてどういうガバナンスを構築すべきか、という議論は圧倒的に少なかったと感じています。
本プロジェクトでは、上場前および上場後も急成長を企図する新興企業において、どのようなコーポレート・ガバナンスを志向していくべきなのか、に力点を置きます。
スタートアップの経営陣の方々やベンチャー・キャピタリスト、大企業で新興企業の投資に関わる方など、幅広い方々と議論を深められればと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします!

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