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【組織論】生命科学で分かる「ダイバーシティの本質」
柳瀬 浩之株式会社ビータップ 代表取締役
いまちょうど生命誌について学び、組織や人材育成にどう活かすか考えている所ですが、生命はかなり奥が深くて、学びの宝庫です。
その中でも特に大事な視点だと思ったのは、
①生命体は常に環境から影響を受けている
生命体同士からだけではなく、常に環境から影響を受けています。つまり、社会、文化、関係性など目に見えないものから影響を受けます。
ゆえに、組織にいる人だけを見ても組織は作れなくて、人と人の「間」にある関係性から考え始める必要があります。
②進化はDNAのコピーミスから起きる
この見方は発見でした。ビジネスにおいて「正しい情報伝達」が重視されがちですが、意外と「情報伝達ミス」の中に進化が潜んでいるのかもしれません。まあ大部分は淘汰される「ただのミス」かもしれませんが、ミスを排除しすぎると、進化の種まで排除してしまうのかもしれません。
③「動的平衡システム」から「動的非平衡システム」へ
組織を「動的平衡システム」と見ると、リスクを排除し、ルール化、問題解決、同質性へと意識が向かいます。そうすると、将来は平衡し、組織のダイナミックさを失い、ワクワクが失われていきます。
組織を「動的非平衡システム」と見れば、常に異質の知や人を歓迎し、それに応じてルールや仕組みを動かし、不要なモノを排出していきます。そうすると、リスクはついてまわりますが、そんな組織のダイナミックさが人をワクワクさせ、リスクを上回るメリットを享受した組織になるのではないかと思います。
【日本の教育】「ブレンデッド・ラーニング」で学びを個別化
柳瀬 浩之株式会社ビータップ 代表取締役
「教育がどうあるべきか」という点では、主題は大体出揃った印象。僕自身も、教育はどうあるべきか、そのためにどんな教授法がいいか、どうすれば非認知スキルも認知スキルも高め、ホールチャイルドを育成できるか、学び続けてきた。そして、社会人対象ではあるものの、ある程度できるようになってきた。
じゃあ、その知識・経験を踏まえて、自分が教師になれば変えられるか、というと、やっぱりそう簡単じゃなさそう。それは「ボトルネックはCapacity」と仰るように、先生方は忙しすぎて、1つ1つの単元で、授業をデザインする時間がじっくり取れない中だと、「こうすればいい」がわかっていても、どうしても妥協してしまいそう。
結局、学校の仕組みから変えていかないと難しいのかもしれない。
と、同時に、これだけの人が関心を持てる分野だからこそ、1人1人が自分ができることをやることで、徐々に変わっていくものなのかもしれない。
なので、自分自身もまずできることからはじめていきたい。
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