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「金利は邪悪」から転換=トルコ大統領、経済再生に本腰か
時事通信社
堀井 貴史アストゼネカ株式会社 代表取締役社長
新興国市場を開拓していく上でトルコ、アルゼンチン、ブラジルなどの為替に振り回されるのは「あるある」だと思います。特にトルコにおいては産業の構成状況、貿易収支を黒字化出来る打ち手が乏しく、それに輪をかけてエルドリアン大統領のロシア、アメリカ、サウジなど主要国との外交政策ミスがそれに拍車をかけて、マクロ経済の回復の見通しが立たないままコロナに突入したという理解です。海外子会社経営の観点でいうと、キャッシュフローに大きなインパクトを与える費用(原材料の輸入、事務所レンタル、リース費用など)の契約がドル、ユーロの決済になっている場合は特に要注意です。トルコは政府による保険制度が比較的充実しており製薬業界の場合は為替を加味した毎年薬価調整が入りますが、それでもその計算式自体はここまでのリラ下落を想定していません。国のリーダーシップが変わらない限り根本的な方向転換が難しく、先行き不透明だとみています。一方で、私が出会ったトルコ人の同僚は優秀人も数多く、中近東アフリカをリードしていく人材戦略上欠かせない存在でした。ここではイスラム教の影響に言及されていますが、同地域のなかの相対論でいうとトルコの人々はかなり様々な面で柔軟性が高いです。
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英語は戦略的に学べ。“100%通じる”をかなえる「4つのピース」
堀井 貴史アストゼネカ株式会社 代表取締役社長
私も帰国子女でもなく、筆者同様米国でMBAも取得し、英語関係の試験では良いスコアをとったものの、その後、英語圏含む海外7か国で生活・仕事する際に、英語には苦労したほうだと思います。 一方で、英語をネイティブとしない様々な国の同僚・仲間と英語で交流することで「英語の幅の広さ」を感じ、少し気が楽になりその後一気に上達(=自信をもって対話できる)したように思います。 どういうことかというと、日本で習うNative英語だけが聞き取れても、数十か国から構成される多国籍チームの英語ディスカッションでは聞き取りすら難しいことが多々あります。相手を理解する為に、そして、伝えるために最低限の型・ロジックは勿論重要ですが、彼らのローカル言語及び文化的背景からくる発音とロジックを理解したうえで傾聴し、相手のロジックと自分の歩幅をつめて対話できることが重要です。もちろん、我々アジア人(日本人)のロジックも理解してもらうことも重要です。 上記のコツを掴んだこともあり、中華圏(上海、台北)で約6年間生活しましたが、中国語は英語よりずっと早く上達して使えるようになりました。いずれにしても世界の優秀なビジネスパーソンは、ほぼ英語が堪能ですので、マルチカルチャーな社会で使える英語を身につけることは有効です。 世界でも人気の日本食(和食)が既にグローバル化しており、日本人が思う和食(Authentic Japanese)だけが和食ではなく、世界各国でローカル風にアレンジされたものが立派な日本食として存在している、のと同じだと思います。これは中国の人々が、日本やアメリカで中華料理を食べると感じることでもあります。 これからクロスボーダーで仕事をしていくうえでは、我々のルーツをもった英語を自信をもって使えるようになれば良いと思います。
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