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父が娘に贈る「お金がどんどん増える」考え方
中田 航太郎株式会社ウェルネス 代表取締役/医師
投資家であればこの考えは的を得ているんでしょうが、事業を営むものにとっては必ずしもそうではない気がしますね。
若いうちに行く高級レストランと、おじさんになってから行く高級レストランでは、「得られるもの」も、得られたものをビジネスに活かせる「残された期間」も異なります。
若いうちに価値あるものを購入したり体験したりすることは、その後の事業収益を高める可能性があります。
またこちらの本で書かれていることは一見的を得ていますが、人には「寿命」があるということを忘れています。
残された時間をいかに過ごすかを考えたとき、ただ複利で膨らんだお金を数十年後に持っていることに価値があるかは疑問です。
「なぜいまこれを買うのか?」以前に、「なぜ生きているのか?どのように人生を生きたいのか?」という本質的でより高次元な問いに向き合う必要があると思います。
東京都 新たに107人の感染確認 5月2日以来 新型コロナ
中田 航太郎株式会社ウェルネス 代表取締役/医師
いくつかの記事のコメントをみていると「死亡者数が少ないからまだ大丈夫」という意見が目立つのですが、「死んでからでは遅い」とは思いませんか?
人が目の前で死んでいく経験をしていない経済に詳しい方々からすると、人の死も数字でしかないということなんでしょうか…
ちなみに我々医療者も必死に治療に励んでいますので、ぐっと増えた感染者の一部が「重症化」し、その半分程度が努力の甲斐なく「死亡」するまでには大きなタイムラグがあります。
死亡者が出始めてからでは遅いと思うんですよね。
経済との両立を考慮すべきことは、自身が会社を経営していることもあり十分理解していますが、死亡者数をメルクマールにするのはあんまりだと思います。
こんな考え方だから、予防が進まないんですよね。
カッコよさは「酒なんか飲まない」…健康志向で増加の飲めるのに「下戸」
中田 航太郎株式会社ウェルネス 代表取締役/医師
2018年のLANCET(国際的に非常に信頼度の高い医学雑誌)をみて「アルコールは0杯がいいに決まっている」と結論づける医者が沢山いますが、正確にはもう少し奥が深いです。Abstract(要約)だけを読んで、「0杯が絶対いい。それ以上は100%悪い。」と勘違いした医者は多いのですが、公衆衛生学を専門にする医師たちはこの安易な結論に異論を唱えています。
ものごとは何事もバランスなので、リスクを正確に知った上で適度に楽しめばいいと思ってます。病気にならないために生きてるわけでもないですしね。
ただし、飲みたくない人が無理に飲むようなことはしなくてよい、というのはその通りです。正確にリスクを把握しておくことが大切です。
withコロナ時代に身に付けておきたい、ウイルスに打ち克つ4つの知識
中田 航太郎株式会社ウェルネス 代表取締役/医師
折角の機会なので、「企業のマーケティング戦略に騙されないためのヘルスリテラシー 」のお話をしましょう。
まず基本として、ウイルス感染症の予防に効果があると言うためには、『人を対象として、ランダムにその商品を使った人と使っていない人を追跡して、感染症の罹患率や重症化率を比較する』以外に方法はありません。
よくあるフェイクとしては、
①この商品を使うと、キッチンの/空気中の/衣類の表面にあるウイルス量が減っていた
②この商品を食べると、IgAが/ナチュラルキラー細胞活性が/免疫細胞が増加していた
といったものがあります。
①については、これによって感染症リスクが低下するかが不透明です。そもそも使わなくても感染しない程度のウイルスしかいないかもしれませんし、減っていたからといって感染症にかからなくなる保証もされません。
感染症は宿主(人の免疫機能)も感染三大要素の1つであり、付着するウイルス量が減っていたから重症化が防げるという単純な話にもなりません。
②については、「免疫力upは胡散臭い」に行き着きます。免疫機能は数多の免疫細胞、抗体、皮膚/粘膜のバリア機能等の影響を受けるため、特定の免疫物質が増加しているからといって感染症リスクを下げるエビデンスには絶対になりません。全ての指標を測っていて、増加していたものだけをwebサイトに載せている可能性もあります(極端なことをいえば、ほかの免疫機構はむしろ抑制されている可能性すらあります)。
免疫は環境・宿主因子ともにさまざまな影響を受けていて、相互に影響し合っているため、特定の商品を使ったから感染リスクが下がったと証明することはほぼ不可能なわけです。
結局、長年使用されエビデンスのある手洗い・手指消毒+ハイリスク環境でのマスク着用に行き着くでしょう。
無駄なものにお金をかけるくらいなら、健康な食事をしたり、睡眠の質を高めるグッズにお金を使った方がずっと効果的ですし、さまざまな副次効果を見込めると思います。
セブン、2万店で生命保険販売 MS&ADと提携
中田 航太郎株式会社ウェルネス 代表取締役/医師
本日、plug and play主催のアクセラレータープログラムが始動し、弊社が採択されたInsurtech部門のビデオオリエンテーションに参加しました。大手保険会社がこぞって参加しているプログラムです。
今後のイノベーションを模索するとともに、with/after coronaに適応すべく「非対面営業」をいかに実現するかという課題感を感じました。
様々なregulationが絡む中で慎重に施策を練っていく必要はありますが、保険に関わる顧客体験は間違いなく大きく変わっていきそうです。弊社もuser first/patinent firstでの協議を模索していきます。
ビジネス渡航にPCR検査 行動計画も義務付け
中田 航太郎株式会社ウェルネス 代表取締役/医師
検査前確率(有病率)を無視したPCR検査は有害です。もう現場でも説明しすぎて疲れました。
ちなみに完全に個人的な話なのですが、診察の上PCRに回した人は全員陽性でした。回さずに後で悪くなって判明したケースはありません。
何が言いたいかというと、臨床的な判断が最も重要ということです。検査なんて補助であり、全く絶対的なものではありません。インフルエンザでもそうです。
ここ1-2週間、クリニックで謎の基準でPCR検査が行われた末、陰性だけど発熱が続いていると丸投げされてくるケースが増えてきました。
クリニックの金儲けのためにある検査など、あってはいけません。検査は必要なときにだけ、十分な理解の上で受けるべきです。
NORMAL
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