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大前研一「これからの福島原発の話をしよう」 - 事故から10年の福島原発"3大問題"
中里 基NewsPicks Inc. 執行役員
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新卒1年目も取締役に サイボウズ、社員から公募17人
中里 基NewsPicks Inc. 執行役員
コーポレートガバナンスの取り組みというより、取締役の呼称による社内ロイヤリティ施策として捉えるのがしっくりくるように感じます。
例えば、
https://cybozushiki.cybozu.co.jp/articles/m005935.html
この記事の中で副社長の山田さんの発言に
「サイボウズとしての意思決定は、全員が参加できるオープンな場で議論を行い、最終的に社長の青野さんや本部長・部長のラインで決めます。これは今後も変わりません。
取締役は、問題がないことを確認した上で、手続き的な場面で承認するだけです。」
とありますが、ここが本質的な部分でこの考え方が斬新だと思います。
つまり意思決定上の変化はない。でも取締役としての善管注意義務はあるし株主代表訴訟も負う。そういう呼称上の責任と権限のミニマイズを、取締役になりたい前向きさを尊重しギリギリで攻めている、
こういうユニークさを、上場企業としてのガバナンス上の要件を満たせるよう、ナローパスなロジックを組み立てて実行に移すことは素晴らしいと思います。ナイストライになるよう応援していきたい。

【転職2.0】「普通の人」こそ、自身の市場価値に気づくべきだ
中里 基NewsPicks Inc. 執行役員
キャリアを積むごとに我慢しなくていけないことが減っていくのは、確かにそうですよね。
思うに、成長とは自由の獲得だと思います。
日々生きていれば壁にぶつかることも逃げ出したいこともたくさんあるわけで、でもその度に逃げ出す小さな自由を選択すると、逃げ癖もできるしリミッターも外せないしチャレンジもできない。
そこを逃げずに向き合って成長できれば、やれることも広がるしその分大きな自由も獲得できる。
そう言う意味で、成長とは自由の獲得だと思います。
我慢しないという転職2.0は、努力を努力と感じないという自然体の生き方が理想で、でも努力の否定とも違う。小さな自由に逃げ込まないことがその先の大きな自由を掴む、と言う自由の獲得を通して、我慢しなくてすむ生き方を目指すこととも思いました。
【募集】山口周の「ビジョンクエスト」、DX実践、次世代著者発掘など8プロジェクト
中里 基NewsPicks Inc. 執行役員
4月開講の第4期の第2弾ラインナップです!
(ちなみに第1弾はこちら https://newspicks.com/news/5631978)
本来、学ぶとは知らないことを知ることで、純粋に喜びであるはずだと思います。
でも子供時代を思い返すと、多くの人は勉強が嫌いです。ただ考えてみると、人は何のためにやるかよくわからない事をやらされることが苦痛なんだと思います。
勉強が嫌というより、何のためにやるかわからないことをやるのが嫌なんだと。
だとすると、能動的な営みである大人の学びは、最高に喜びに溢れるものだと思います。
学ぶ喜びが、創るに通じ、稼ぐにつながる。
ぜひNewSchoolのプロジェクトを体験してみてください!
【震災】あなたはこの「10年間」をどう振り返りますか?
中里 基NewsPicks Inc. 執行役員
3.11当日、福島で被災しました。
当時企業再生ファンドにおり、その投資先が福島にあり経営チームとして現地入りした直後のことでした。
震災から数日間、原発付近の避難区域は、事態の深刻度と同調するように、3km、10km、20km、…と次々と拡大していきました。
自分がいた会津は原発から95km。まだ余裕はあったものの当時は放射線が迫ってくる錯覚に陥っていました。思い返せば、自分はその危機感を足元の震災対応に集中することで、精神の均衡を保っていた気もします。勇ましさのかけらもなく内心は戦慄していました。
自分はバス・タクシー・旅行代理店をマネジメントしていたのですが、旅行はすべてキャンセル。手数料なしで払い戻し。
高速バスが走る高速道路は、緊急車両しか通れず、収支のめどがつかず。市内を走るタクシーは震災の影響で電話は一時的に不通。
そして何より燃料不足が深刻で、バスが走れるタイムリミットも迫る。
思い返せばその時の自分にあったのは「会社を救うために、あるいは福島に貢献するために何としてもやってやる」という勇ましい思いでは決してなく、「今この状況にある自分にはもはや逃げ出す選択も、やらない選択もない。消去法的には腹をくくってやるしかない」という何ともいえない悲壮感だったように思います。
周囲の仲間の平常心である様子に感銘を受け、一方の自分は平静を装いながらも逃げ出したい情けない気持ちも少なからずあり、そんな葛藤の中で必死にジタバタしながら仕事をしていました。
その3年後、そのジタバタ感が粘り?に通じたのか、再生を果たしたその企業は、今はIGPIグループのみちのりHDG傘下となり更に磨きがかかっています。
それから更に7年。
最近すっかりその当事者としての感覚が薄れている自分にも気づきます。
改めて思うのは、当事者になるのと、当事者である(あり続ける)のは、大きな飛躍があること。
自分が当事者になったのは偶然でも、そこを離れた後に、当事者でい続けること、コミットし続けることは本当に難しい。
ただ考えてみると、そんな当事者感というか、それを取り巻く自分の人間観や仕事観を作ってくれたのは、3.11を通じた身体感覚であることは間違いない。
言い換えると常に自分の中に福島での身体感覚は確かにあるわけで、その感覚を改めて今日は自覚し、10年間の福島に思いを馳せたいです。

【実例集】投資先の「バリューアップ」。その具体的方法とは?
中里 基NewsPicks Inc. 執行役員
自分のいたファンドは企業再生ファンドでしたが、バリューアップの6段階はまさにです。ただ、これらは難易度の順と言うよりも、手がけていく時系列順という方がしっくりくるように思います。
最初はとにかく事業の解像度を上げて施策の再現性を高めなければなので、モニタリングをやり切る。
次にトップラインに手をつけたくなる気持ちを抑え、コストサイドを改善する。
売上よりコスト優先の理由はシンプルで、売上を決めるのは相手ですが費用の払い方と使い方を決めるのは自分だからです。コストサイドはファクトとロジックで分析して、愚直にやり切れば効果は必ず出る。能力の問題ではない。
しかも売上と違ってコストは利益に直結します。利益率10%の事業で1000万のコスト削減は1億の売上と、ざっくり利益貢献では等価です。
最後にトップラインですが、自分がファンドにいた当時にここを体系化できているファンドはあまりなく、全て属人的あるいは高速PDCAの賜物である場合が多かったように思います。ケースを見るとそれをAPは組織として体系化できているので、さすがだなあと。
その後はEXITですが、バリューアップの変数はPLだけではないのでBSと合わせブラッシュアップすると思いますが、結局メタで見た時何より大事なのはそのバリューアップが持続的かどうかだと思います。
企業再生がその典型ですが、ICUに入り人工呼吸器つけて退院するまでは標準治療があって、迷いなくやるしかない世界ですが、退院後は変数は患者の数だけ存在する。
もう二度と入院しないように健康でいてもらうことが何より難しいし、腕の奮いがいがあるところだと思います。

【高岡浩三】溝口さんは、根本が分かってない
中里 基NewsPicks Inc. 執行役員
事実認定は名誉にも関わるので極めて大事だと思いますが、それとは全く別に一連の内容を見る中で、物事の真実は人の数だけ存在するということを改めて感じました。
事実はひとつですが、それぞれの真実はそれぞれに正しく、確かめようが無く、でもそれぞれにとっては揺るぎない。
もっというとその人にとってのものなので、真実については正しいかどうかの議論自体が意味がない。
自分自身がそうだからなのですが、人間は自分の立場で見ているものが真実であり、あるいはそうあってほしいと信じるものの気がします。
それがマイナスも生むが、そう信じることで自分を救う場面もあると思います。
ここでの記事もコメントひとつひとつもそれぞれの立場からの真実で、なるほどなあと首肯するものばかりで、この多様性そのものが自分に引き寄せた時、とても学びにも気づきにもなっています。

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