イスラエル、国際人道法違反疑い ガザの武器使用、米政権が報告書
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「国際人道法」という法律があるわけではなくて、主に戦時中の、人権にかかわる様々な国際条約の総称を「国際人道法」と呼んだりします。
特にジュネーブ条約(これも1864年から2005年に至るまで修正や追加を繰り返されてきた様々な条約の集合体ですが)が関係します。
民間人への攻撃についての規定、捕虜の扱いなどがこれらの条約で定められています。たとえば、
・ジュネーブ条約51条:民間人攻撃の禁止、無差別攻撃の禁止
・ジュネーブ条約57条:攻撃の前の予防措置「文民たる住民に影響を及ぼす攻撃については、効果的な事前の警告を与える」
米国から供与された兵器を使って民間人が攻撃されているかというと、間違いなくされているでしょう。
イスラエル軍は事前の警告もよくしますが、警告なしで殺害された民間人も間違いなくいます。
また、米国からの兵器を使っているかどうかはともかく、捕虜に対する拷問など、「拷問等禁止条約」への違反もあります、
国際人道法に違反しているのは明らかなのですが、違反しているとなれば、米国の法律に従えばイスラエルに制裁を課さなければなりません。
現在の米国は、制裁どころか、毎年最低40億ドル分はイスラエルに兵器を供与することが法律で定められています。
制裁を課すのも支援を止めるのもしたくはないので、政治判断として、「疑いがある」「証拠が不十分」といっています。
ガザ休戦交渉「崩壊寸前」 ラファ住民に退避要求
https://newspicks.com/news/9939529/?ref=user_1125005