【危機】グリコ、HOYAのトラブルが「他人事」じゃない理由
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>ITの知識が不足していることをきちんと認識する…
ITに限らず、自分が道半ばだときちんと認識できない時ほど「自分のやり方」をやりたがるように感じます。
自分が道半ばであることに薄々気付きつつも見て見ぬふりしている時ほど、自分のやり方で自分の正当性を確かめたくなる。
>責任者にプロを置く(ユーザー企業)
>ベンダー側も…
「お客様は神様」精神でベンダー側へ丸投げ!って、システムに限らず飲食店などでも通ずるものを感じます。
サービスされて当然、やってもらって当然、
サービスを提供する側される側双方のリスペクトがないように感じます。
企業における人に携わる身からすると、何よりもまずは、
自分が価値ある存在であると認識できること。
それがないと他者へのリスペクトも、ある分野における自分の現状をきちんと認識することも本当の意味でなされないと思います。
注目のコメント
日経コンピュータの「動かないコンピュータ」が書籍化されたのは2002年です。未だに連載が続いている根深い問題ですね。
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/01157/
本記事で語られている以外にも、最近システム障害が目立つ原因はいくつもありそうです。SNSで影響が知れ渡るようになったことも一つでしょう。問題の構造は正しく指摘されているように思います
根本には経営者のシステムに対するリテラシーの低さ、重要度の認識の低さがあると言われます
記事の3つ目のIT技術者がベンダーに偏在している問題は、分かり易い数字があって、日本はIT技術者の7割がベンダー側にいて、ユーザー側は3割と言われますが、アメリカだと反対でユーザー側が7割だそう
ユーザー側がよくわからないまま発注し、業務の標準化の発想がなく「我が社は特殊」という認識でカスタマイズが増え、開発工数が増えるしベンダースイッチがしにくくなるカスタマイズはベンダー側は喜んでやる
さらに投資を抑えるために古いシステムをツギハギで使うことも相まって「スパゲッティ状」とも揶揄されるように複雑に入り組んだシステムとなり、ベンダーを変えたくても変えられないロックイン状態となり、柔軟性もないなかなか怖くていじれないシステムが出来上がってきました
めちゃめちゃ投資がかかり、止まると一大事という意味では大きな経営課題であり、もっと人に投資をして専門部隊を作り上げていくことが必要と感じますし、外部に発注する際もベンダー側の我田引水にならないように「設計」と「施工」を分離することも重要です①「減点方式」のような人事評価の見直し
②責任者にプロを置く(ユーザー企業)
の2点は全くその通りと思います。ただ、一方でそうしたアタリマエのことが何十年にもわたり何故できていないのか、より本質的な問題に切り込む必要があるのではないでしょうか。