「中国市場に頼りすぎていた」資生堂1500人早期退職募集で見えた"名門ブランド企業"3つの低迷理由
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資生堂が中国に進出した頃は、おそらく中国製の化粧品が粗悪な品物だった時代だと推測できます。
化粧品をはじめとした日用品を中国から爆買いしにくる人たちがたくさんいました。
中国製品の品質が向上したのか、韓国製品がシェアを拡大したのか、日本の無名ブランドが支持を得たのか、様々な要因が考えられますが、ブルーオーシャンは参入者が増えて超過利潤が得られなくなるのは経済理論どおりです。
日本国内で少しのびているようですが、可処分所得が少なくなった日本人の中にはあえて資生堂の商品を選ばなくとも、無名ブランドを愛用する人が増えたのではないでしょうか?
Amazonや楽天で購入できないというのもとても不便です(買うことのできる商品もあるかもしれませんが)。
独自のECサイトで成功している企業はそれほど多くありません。
ユニクロとかニトリくらいではないでしょうか???
注目のコメント
中国のカントリーリスクを軽視している企業は少なくない。とは思う。ですが好調な市場に力を入れること自体は当然のことでその反動があってもそれ自体はそこに注力することで得られる利益に伴ったリスクなので仕方がないと思う。また傾斜といっても売上の25.5%であり全振りしてる訳ではないし、中国がこうなったことでリストラ等でバランスを取る。割と企業の戦略として自然だと思う。
『中国に偏っていたからダメだ』とまでは筆者は言っていないと思うが、そういうニュアンスは感じる。でももし中国でビジネスを拡大していなければ昨年までの好調もなかったことになる。
あと高級化粧品は半分くらいはイメージで作られた価値なので、中国や韓国など新たなブランドが台頭してくれば相対的な地位は揺らぐだろうし、それ自体は仕方ないように思う。別の企業が有名な女優とかを起用してPRすれば試してみようって人も出てくる。商品自体に明らかな差がない限りはそれなりには客が流れる。『持ち歩いて見せびらかす』みたいな力がバッグに比べると化粧品は弱い。2018年頃、中国に行くと多くの資生堂商品を扱う問屋さんがありました。
それまで携帯電話のアクセサリーなど扱っていた店が一斉に化粧品へ商売を変えていましたが、「今儲かるのは化粧品」と言われていました。
売れるものがあれば一気に飛びつく中国、当然売れなくなれば一気に引いてしまうという危うさも持っています。
そういう特性を認識しつつ付き合っていくしかない国ですね。