言論封殺の怖さ、胸に刻む 朝日新聞阪神支局襲撃から37年
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【社会】関西に赴任してからは毎年5月3日に行くようにしていて、今年も行ってきた。昨年まではコロナ禍もあって拝礼所までだったのだけど、今年は資料室も公開されていたためそちらも訪れた。事件当時使われていたソファーをはじめ、犯行に使われた散弾の破片や、小尻記者愛用のジャンパーや手帳などの遺品も展示されていた。
事件の性質や朝日新聞に対するいわゆる「保守派」の論調もあって、阪神支局周辺には制服・私服の警察官が配置され、支局内への立ち入りにあたっては手荷物検査と金属探知機によるボディチェックが行われていた。
最近は暴力による言論封殺よりもむしろ、「表現の自由」を振りかざしたデマや誹謗中傷を繰り返し、精神的に追い詰めるという、言わば「形を変えた暴力」も展開されるようになった。そしてその「形を変えた暴力」を恐れるあまり、あえて発言を控える人が増えてるのもまた現実だろう。