【読書】「優しさ」だけのリーダーシップでは時代遅れだ
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マイクロマネジメントと放置・放任マネジメントをどんな濃淡でやっていくか?はマネジメントの永遠のテーマですよね。時によって使い分けるというこの記事の内容も分かりますが、人によって使い分けるがベースにあるかなと思っています。基本みんな放置・放任に移行していけるようにしたいけれど、その人の現在地は違うので、そこを考慮して段階的に移行するシナリオを頭に持っておくイメージです。
注目のコメント
今回の10分読書は、「マネージャーとして働く上で大切なこと」についてです。
本書では知的なリーダーシップである「インテレクチャルリーダーシップ」が紹介されています。
思えば、わたしも人をまとめる立場になったときには「優しさ」だけで接していたような気がします。
「大丈夫?」「やっておくよ」「ありがとう」といったただの優しさだけでは、ついてきてくれる人が成長しないのだとわかりました。マッキンゼーにおけるリーダーシップの定義は、かなり幅広かったです。Client Leadership, Thougt Leadership, Entrepreneurial Leadership, People Leadershipなど。まずは何よりもクライアントへ価値を出す。すべてはユーザーのために。
ただし、それをやるためには、課題を設定してそれを分解して優先度を立てて仮説を立てるThought Leadershipも重要だし、自ら動き自ら示す"Enterpreneurial Leadership"も重要だし(それを理解するまわりのFollowershipもあわせて)、最終アウトプットを出せるチームを動かすための"People Leadership"も必要。
マネージャーごとにこのLeadershipの資質を適切に評価し、ガイドし、補完できる仕組みがあったのが素晴らしかったですね。マッキンゼーの評価の仕組みのすごさについては、↓にてお話させていただきました
https://newspicks.com/news/3698133/?ref=user_280855タスク管理や人材のモチベーション管理に終始してしまっているマネージャーは少なくないですが、課題に対する“論点”をメンバーに共有し、それをベースに議論を行い、アウトプットを進化させる「論点マネジメント」が重要。なるほどなと納得しました。
まずはマネージャー自身が論点を見極めてチームメンバーに渡し、部下にサブ論点を立ててもらうところが肝ですね。一気に情報共有が進み上手にメンバーを巻き込めますし、一緒に議論しアウトプットの精度を高めるプロセスを通して“育成”にも効いてきます。