郵船、エコシップけん引「国内造船復権最後のチャンス」 経済安保にらみ国内勢に発注シフト - 日本経済新聞
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【経営】現在の円安をテコにして再び日本の造船業に日の目が当たってくれればということを感じさせる記事。私が就職活動をしていた2004~2005年頃、志望企業のひとつに造船会社があったのだけど、その時に「球形タンクのLNG船は日本の造船会社にしか造れない」と言われたことを覚えている。
「いずれ韓国と中国にキャッチアップされるのだろうな」と思っていたら、それから10年ほど後の2016年以降、日本の造船会社のLNG船受注がゼロになったとのことだから、当時の私の見通しはそう間違っていなかったということになる。日本の造船会社の受注が落ち込んだのは、日本の技術力が低下したというよりも円高が進んでいたこともあるだろう。
2014年に私がサウジアラビアで石油化学プラント建設プロジェクトに従事した際も、EPC(設計、調達、建設)を担ったのは韓国のプラントエンジニアリング会社だった。韓国のプラントエンジ会社の工事品質が決して高いとは言えない状況で、プロジェクト・マネジャーが「あと100億円余計に払ってもJGC(日揮)に発注したかった」とぼやいていたのをよく覚えている。