理工系「女子枠」40大学に 学内外から「逆差別」などの意見も
コメント
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1. 個人とは共同体の一員で、歴史・伝統・慣習に束縛された存在であり、そのような人々が活動して初めて安定的な市場秩序が成立すること
2. 人間関係・歴史・伝統・共同体から切り離された個人は全体主義的なリーダーに集まり、国家の言いなりになること
3. 共同体・文化を破壊したり、強引に作り替えようとすると必ず全体主義に辿りつく
と中野剛志は主張している。
新自由主義者にとっては、共同体も歴史も存在せず、無機質で根無し草的なただ市場原理だけで説明ができる世界というのは、ユートピアに見えているのかもしれない。だが、人間はそのように合理性だけで生きている存在ではない。非合理的感情や共同体意識、歴史性があってこそ人間である。
ゲマインシャフト無くしてゲゼルシャフトは存在し得ない。ゲゼルシャフトから収奪するゲゼルシャフト、ゲマインシャフトを改革していくゲゼルシャフトは持続可能では無い。
このような普遍主義的で個人主義的な改革は、自由化と移民によってヨーロッパ共同体を根底から破壊させた、ジョージソロスのオープンソサエティ財団を彷彿とさせる。
注目のコメント
実力で選ばれるべきであり、ジェンダーギャップを改善する策ともいえません。
多くの女性が求めているのは、「ジェンダーレスに公正に実力が認められる社会を求めている」のであり、実力に下駄を履かせてほしいという想いではありません。理工系の研究テーマとして本来社会的に優先度の高い課題が女性研究者が少ないことにより手をつけられていないのであれば、女性枠を設けることには賛成です。一方で女性にとっての研究職の魅力やキャリア展望を訴求しないと女性研究者の増加は難しいように思います。