高級ブランド不振のなかでエルメスが「一人勝ち」している理由
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注目のコメント
馬具屋の出自からブレず、皮と布のデザインと超職人手芸にこだわり、ブランドを維持する。ただし、王室御用達の宝石店と違い、ちょいムリすれば買える程度の高級ぶり。孤高にしてサステナブルだと思います。
主婦層と話す機会が多い身としても、確かにエルメス信仰は定着していると感じます。
金やダイヤモンドだって、「ただの石じゃないか」と言えばその通りなのですが、大多数が「価値がある」と信じるから、良いものに見えているのですが、バーキンもそういうものになっていますね。LVMH・ケリングは複数ブランドのコングロマリットなのでエルメスと並列に比べるのは正しくありません。LVMHはヴーヴ・クリコなどの酒類や時計宝飾、免税店小売も併せており需給バランスは製品カテゴリーごとに異なるでしょう。それでもファッション&レザーグッズ部門は増収とのこと。ケリングはグッチ&中国依存度が高いため、モロに影響を受けた結果。
エルメスはバーキンなどの超人気商品が入手困難、つまり需要過多なため、供給をコントロールすることで売上増加の調整弁にできますね。
「作れるけど買わせない」。エルメスに限らずラグジュアリーブランドが人気商品に対して充てる古来の手法です。
ルイヴィトンで在職時に、財布を握りしめて来店するも、お目当ての商品が品切れで残念そうにトボトボ帰る顧客の姿を見てるので、飢餓感を煽る戦略はあまり好きになれません。