【ビザスクCEO】米国M&Aで大赤字。「リサーチ不足」を猛省
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側から見れば「失敗」と言われるかもしれませんが、記事を読むと、「学び」と捉えて今後の成長に活かそうという気持ちが伝わって、良いインタビューだったなと思いました。
リスクも成長余地も見える会社、そんな印象です。
海外事業では、どれだけ事前にリサーチをしたつもりでも、必ず穴はあるものです。本当に予測不可能な事柄もありますし、そもそもメンダー内で「やりたい」というバイアスがかかり、社内申請資料の内容を盛ってしまっている場合もあるからです。
(実際の申請書の中身は、自分たちのリスクヘッジの為の内容ばかりで、本当に事業のことを考えていたのか?なんてこともありますしね)。
ただ、実際に問題に直面した時にどう立ち向かうかが肝になると思っています。どういうマインドでビジネス判断を下したのかです。
そのあたりが透けて見えるインタビュー内容でもありました。
注目のコメント
まず挑戦していること、のれん全額減損発表による株価下落はほぼなかったこと、代表がメディアの取材から逃げないこと、等など、同じ上場企業の経営者として、その胆力と覚悟に拍手を送りたい内容です。当社も活用しているサービスなので引続き応援したいです。
端羽さんが何度も「反省」という言葉を口にしたのがとても印象的でした。インタビュー中は未来を見据えて前を向いていましたが、この2年間は本当に大変だったと思います。そこで得られた知見を率直に語ってくれたインタビューは今後、海外を目指す日本企業の人にとって、とても示唆に富むと思います。
「psyhic distance paradox」という概念があります。要は「近い」と油断してしまうという話です(オリジナルはカナダの小売りがアメリカで失敗する研究です)。同業だから、日本で成功しているから、ということで油断してしまったのかなと感じました。
ただ、Sonyも映画ビジネスは当初大失敗と言われ「いつ売りに出すのか」が毎年新聞に取り上げられていたのですが、いまや企業な収益源に育っています。してしまったことは取り返せないので、これからですね。