【ビザスクCEO】米国M&Aで大赤字。「リサーチ不足」を猛省
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こうしたチャレンジとそこからの学びをインタビューで赤裸々に語ってくれるCEOの端羽さんの姿勢に感謝。きっとここでは書き切れない・語り切れないほどのHard Thingsだらけだったと思いますが、大胆な挑戦に、勝手ながら賞賛をお送りしたいと思います。
個人的にも過去、楽天に在籍した時代にも国際部という部門にいて、主にデジタルコンテンツのサービスのM&A・PMIに携わる中で、数百億円規模の減損・全損を経験し、グローバルPMIの難しさを実感し、たくさんの学びを得ました。
少し前の本ですが、森本さんの『SONYとマッキンゼーとDeNAとシリコンバレーで学んだグローバル・リーダーの流儀』で述べられている、労働観・組織・人材育成・コミュニケーション・リーダーシップの「5つの谷」は当時、早めに知っていればと思わせてくれる良著でした。
日本のインターネットサービスプレイヤーによるアメリカ市場への挑戦。メルカリ・スマートニュースのようにオーガニックで参入したケースもあれば、UZABASE・VISASQのようにインオーガニックにM&Aで参入したケースも。業界全体として、まだまだチャレンジは続くと思うので、先人たちの学びをいかしてチャレンジが続くことを期待します
注目のコメント
まず挑戦していること、のれん全額減損発表による株価下落はほぼなかったこと、代表がメディアの取材から逃げないこと、等など、同じ上場企業の経営者として、その胆力と覚悟に拍手を送りたい内容です。当社も活用しているサービスなので引続き応援したいです。
端羽さんが何度も「反省」という言葉を口にしたのがとても印象的でした。インタビュー中は未来を見据えて前を向いていましたが、この2年間は本当に大変だったと思います。そこで得られた知見を率直に語ってくれたインタビューは今後、海外を目指す日本企業の人にとって、とても示唆に富むと思います。
「psyhic distance paradox」という概念があります。要は「近い」と油断してしまうという話です(オリジナルはカナダの小売りがアメリカで失敗する研究です)。同業だから、日本で成功しているから、ということで油断してしまったのかなと感じました。
ただ、Sonyも映画ビジネスは当初大失敗と言われ「いつ売りに出すのか」が毎年新聞に取り上げられていたのですが、いまや企業な収益源に育っています。してしまったことは取り返せないので、これからですね。