【新研究】私たちが「マルチタスク」とうまく付き合う方法
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今週のWISE LIFEは、「マルチタスクとその付き合い方」についてです。
実用日本語表現辞典によると、マルチタスクとは「複数の作業を同時に行う能力や行為を指す」と記されています。
人間は常に複数のことを同時に行っています。
例えば、呼吸をする、座る、ディスプレイを見る、このピックに対して考える。すべて同時に行っているといっても過言ではありません。
大切なのはそれを「作業」と認識するかどうか、呼吸をする、座るという行動は作業というよりかは、なんらかしらで無意識的に行えるようになったことです。
その作業を無意識的に行えるようになったり、意識を遠のきたいものとあえて作業をしたりといったことで、マルチタスクとうまく付き合っていけるのではないでしょうか。マルチタスクが得意な人というのは、実際には「二つ以上のことを同時にできる」というよりも、「二つ以上のことを上手に(正確性やスピードや効率性を落とさずに)できる」というニュアンスの方が正しいように思います。
同時に複数タスクをこなすことが大事なのではなく、限られた時間や条件下において、アウトプットやパフォーマンスレベルを落とさずに複数のタスクを仕上げることが大事なのであって、必ずしもマルチタスク自体を推奨しなくても良い(人によって得手不得手があったり、一つのことに集中して一つずつタスクを行う方が結果的に効率が良いこともある)と思います。現代人はほぼマルチタスクに陥っているのではないでしょうか。
スマホは常時ONという状態でタスクを実行しています。
それを数式にすると、(スマホ X タスク)になります。
スマホによって、脳にかかる負荷は、足し算ではなく、掛け算になっているように思います。
スマホ離れできない人たちは、ある種の中毒症状といえるかもしれません。脳にかかる負荷が大きいだけに、注意力は散漫になりがちです。
スマホがあるかぎり、相当のスイッチコストを払い続けることになります。