5割弱が答えた「博士を採用しない」理由、イノベーションを失った…日本の残念な真実
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修士1年です。博士にこのまますすむつもりはありませんが、将来的に研究し直したくなったら博士課程に行こうと思っています。
思ったことを2つ。
①この記事(最後まで読んでいませんが)や、日本社会の”博士課程”に対するイメージは、高校、大学、大学院とストレートで上がることが前提で話されることが多いと思います。海外を見てみると、40代の博士学生も少なくないです。
日本で博士号を増やすということであれば、就職口もそうですが、社会人枠を大学の入試だけでなく企業も斡旋していくなどの環境づくりがもっと必要だろうと思います。
②学術軽視の風潮はまだまだ強いと感じます。私は時折ビジネスコミュニティ に参加し、社会人と話しますが、学術理論軽視、経験・実践主義の人がいかに多いことか。この課題に対しては、金銭的な面だけでなく学術に対する世論を変えていく必要もあるかと思います。
注目のコメント
文科省発で「博士人材活躍プラン~博士をとろう~」という施策が推進されていることを初めて知りました。
https://www.mext.go.jp/a_menu/jinzai/1278386_00002.htm
個人的には博士課程まで進んだ方のキャリアのブラックボックスを透明化することが先決だと思います。私が修士だった頃は、"100人の博士の村"みたいなフラッシュ動画が流行り、その動画は確固たる意志のない修士の同僚たちの心をバキバキに折っていったのを覚えています。博士が少ないからイノベーションが少ないのか、
イノベーションが少ないから博士のニーズが少ないのか。
鶏と卵の問題ですね。
もっとも米国でロースクールやビジネススクールの修士でイノベーションに携わる方が多いとも思えません。オペレーショナルだけど高給の職場が多いからだと思います。その背景には、高収益率なビジネスが多数存在する今の米国市場があります。
だから、博士を増やすには、高収益企業が増えることに尽きます。もちろんそのために必要なのがイノベーションではありますが。
日本でも、金融・IT・自動車・素材・部品などに高収益率な企業は存在します。それらの企業が博士を上手く活用するのが一番近道かもしれません。AIに関しては博士需要は旺盛にみえますから。