「私の精子でぼろ儲けしたのです」 97人の子が誕生 33歳白人男性の精子はなぜ「大人気」だったのか
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日本でも議論が進む生殖補助医療について、
学生時代に米国の精子バンクに精子提供をしていた男性(33)の告白。
現地でジャーナリストがインタビューした記事で、3部構成の2本目です。
インタビューに応じたディランは学生時代、学費のために精子提供をはじめました。
精子提供時、匿名提供か、オープンIDでの提供かでオープンIDを選んだのは、将来的に生まれてくる子どもの出自を知る権利を尊重したい、ドナーとして道義的な責任を果たしたい、との思いからでした。
ところが、彼の精子を使って生まれた子どもの数は増えていき、報告数だけで現在97人もいます。
身長、健康状態、キャリア、両親の学歴、外見、あるいはそのほかの理由で、彼の精子は子どもを望む人々に大人気だったのです。
社会的意義、子ども同士の近親婚という問題、ディランが向き合っている遺伝上の父親としての役割―。
ディランは一人の精子から生まれる子どもの数に制限をかけるべきだといいます。
さまざまな観点から問題を提起する記事です。日本でも議論が進めばと思います。世界の男子の数百人に一人はチンギス・カンの遺伝子を持つそうで,チンギス・カンには百人以上の子供がいたそうです.
人類史にどのような影響を及ぼすのでしょうか.スポーツ選手の遺伝子を欲しいとか、優秀な学者の遺伝子が欲しいとなる世界が来た場合は、より格差が開くことにはなるので慎重に判断していかねばいけない問題だと思います。資本主義と競争は格差を作るのは仕方がないとは思うのですが、技術が進むにつれて格差に対する対応が必要になってくると思います。