ホテルの設計ミス発覚で大騒ぎ!→全てま~るく収めた稲盛和夫の「鶴の一声」が半端じゃない - 「超一流」の流儀
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注目のコメント
先日、とある工務店の会長と面談した時にこう言われました。「私は、自社の社員には自分の考えや成功体験は話さない。失敗体験を話すようにしている。会社の代表である自分の考えや成功事例を話せば、従業員は自分たちで考えず、安易に私のやり方を真似るだけだろうから」と。
一番発言力のある人・決定権者が持論を展開してはいけないということです。
まあそれはそれとして、日本の製造業は過去何十年に渡り、地方に工場を建て、地域人材を雇用し、win-winな関係を築いてきました。その地域にホテルやミュージアムを建設し、集客や地域貢献を行うのは大企業側の暗黙の儀式である気がします。赤字でも簡単には潰せないのは、従業員が少なからず利用していることに加え、お膝元のホテルであることも関係しているのでしょう。一方で、本業の利益を圧迫するほどにこのような周辺事業の負債が大きくなると、日本航空のようになってしまうわけです(その負の遺産を排除していったのが稲盛さんでした)
稲盛さんがホテルをこれ以外作らなかったのは、地域貢献や従業員への配慮を行いつつも、本業という柱を大切にする哲学があってのことだと思います。稲森さんはすごい方だとは思います。
でもね、何でもかんでも褒め称えて、神格化するのはどうかと思いますね。1人の人間であり完全ではないのですから。
例えば、そもそも何でそんなところにホテル作るわけ?自社株主にも地域貢献にもなってないじゃん。
「だれも喜ばないじゃないか。大工事をせず知恵を絞れ」が鶴の一声?誰でも言えるw
しかも、上司からこの曖昧なコメント「知恵を絞れ」を言われるのが一番つらい。絞ったから相談してるんだけど。設計ミスである以上「造り直せ」と言ってしまえば簡単ですが発注元の立場で安易な方法を選ばないのはさすがです。関係者全体が最良の結果を得られるように知恵を絞る姿勢はなかなか取れないと思います。