「パパ、ママ、会いに来たよ」AIで死者を“復活” 中国で新ビジネスが論争に 「冒とく」か「心の救済」か
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こういったサービスが真にどの様な影響を与えるのかは、長期的な研究を行わなければわからないと思います。
肯定的な側面としては、悲しみにくれる人々が愛する人との「会話」を通じて心の平和を得る手助けができるかもしれません。これにより、喪失感の処理が容易になり、心のケアが向上する可能性があります。
一方で、倫理的、心理的な問題も生じる可能性があります。過去の人との「交流」が現実との境界を曖昧にすることで、現実の人間関係が疎外されるかもしれません。また、個人の死後のプライバシーに関する懸念もあり、亡くなった人の意志に反してAIが使用される場合も想定されます。技術の乱用や、人々の感情を利用した商業的搾取が問題となる可能性もあります。
また、一時的に心の癒しを得られたとして、心のどこかで本人が実際にそこにいるわけではない事はわかっており、細かな反応の違いを感じ取って、更なる悲しみにつながる可能性もあります。著名人では無い死者のディープフェイクを取り締まる法律は多分ないでしょう。救われる方がいるだけに、気持ち悪いだけでは禁止できません。倫理の難しい問題です。
一番の難問は、カルト宗教の教祖のデジタル復活だと思います。洗脳や扇動に使われるのが怖いです。しかし、信者が求める救いの手段を禁じることはできません。宗教革命で日常語の聖書が生まれたことを彷彿とさせます。カリスマは永遠のカリスマに。AIの力でカリスマや愛する人との別れがないのであれば、新たなカリスマや愛する人との出会いがなくなってしまいますよね。