「きのう退職届出してきた」入社したばかりの新入社員がなぜ?
コメント
選択しているユーザー
雇用の流動性が高まって大いに結構なことです。解雇規制の緩和による場合に比べて、人手不足による場合は、労働者にとっては好都合ですから、歓迎するべきでしょう。
企業にとってはいい迷惑かもしれませんが、企業には採用の自由があるわけですから、労働者の側にも退職の自由が担保されてしかるべきです(法的にもそのようになっています)。
同様に、企業には解雇規制があるともに、労働者にも「採用される自由」はありません。これもお互い様です。
人手不足になったおかげで、労働者の側の「採用される自由」の度合いが高まっているのですから、これが恒常的に続く状態を維持して、はじめて解雇規制の緩和について議論するべきでしょう。
アメリカのように解雇規制を緩和したいのでれば、アメリカのような金融政策(+財政政策)で恒常的に雇用を確保する状態にしておくことが前提です。解雇規制は緩和したい、でも人手不足は困る、という企業にばかり都合のいい話であってはならないのです。
注目のコメント
人手不足と「日本型」雇用慣行が変化している表れかと思います。労働力の流動化自体は、悪いことではありません。企業側も社員との向き合い方を再考するときでしょう。
また「新卒一括採用」の見直しも論点かもしれません。ただしマクロで見ると、若年層の失業率が上がる可能性があることも、留意する必要があります。2年以内に2割、3年以内に3割退職してしまう新入社員。
転職のしやすさや若手世代の勤労観の変化を背景に、世の中の人材流動性はより高まっていくと思います。
「入社してすぐに辞めるなんて。。」「これだから今の若者は。。」と、一方的に新入社員だけが悪いと決めつけずに、採用プロセスに問題がなかったか、その後の定着施策に問題がなかったか、研修や育成環境に問題がなかったかなどと、企業側も現実から目を逸らさずに改善策や工夫を講じていかないと、簡単に人手不足に陥り続けてしまいます。髪の色くらいで退職代行まで使ってくる新卒とかぶっちゃけ会社側からしてもさっさと辞めてもらった方がいい事案もありそうだが、前提として学生と社会人の最大の違いはお金を払う側から貰う側になること。体壊してまで理不尽な要求に応える必要はないが、少しは成果出すまで我慢して頑張った方が本人の未来のためにいいよ。どこ行っても本質は同じだから。