米国株式市場=S&P・ナスダック続落、金利の道筋見極め
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- 1米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が3日続落
- 2パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長はインフレの2%回帰に向けた「一段の進展の欠如」を踏まえ、高水準の金利を維持する可能性に言及
- 3ダウ工業株30種は小反発、医療保険・医療サービス大手ユナイテッド・ヘルス・グループが予想を上回る四半期決算が押し上げ材料となった
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きょうのNY株式市場でダウ平均は下げが一服しています。
中東情勢は依然として混沌としており、リスクは意識されるものの、取引開始前までに発表になった決算に良好な内容が多かったことから値ごろ感の買い戻しが出ていました。
ただ、米国債利回りの上昇が続いていることもありIT・ハイテク株は上値が重く、本日は銀行株が下落。
バンカメ<BAC>が決算を発表し、好調な内容ではあったものの、コスト増と商業用不動産(CRE)の損失を前倒しで計上していました。
他の銀行株にも波及しているようで、CREに関しては依然として懸念が根強い状況。
午後にパウエルFRB議長のパネル討論会での発言が伝わり、最近のインフレ指標から判断して、利下げに必要な確信を得るのにはより長い時間がかかる可能性が高いとの認識を示しました。
市場の利下げ期待の後退を追認する内容であったこともあり、米株式市場も敏感に反応していましたが、一時的な動きに留まっています。
金利高止まりも、VIX下がり原油価格落ち着いており中立。
まさに一服感です。
やはり為替介入は気になるところです。