円安「是正が必要なレベル」経済同友会 新浪代表幹事
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日本は製造原料に対して乗っける付加価値が大きめの産業が多いので、なんだかんだ円高よりは円安のほうが生きやすいって話も聞きます。例えば鉄鉱石などは鉄に変えるだけだと大したことないですがさまざまな配合や熱処理で自動車ボディ用の鋼板にするところまでやれば高く売れると。それも今はまだ原発が稼働し切っていませんが為替相場の影響を受けにくい原発で発電した電力を使えばさらに円安が有利に働きますし。
日本が設計したり各部材をいろんな国々で作るところサプライチェーンを整備する立場で、その結果を組み立てるだけの国だと付加価値が限定的なので通貨安のダメージが大きくなってきます。日本もいつまでもそんな立場でいられないかもしれませんが。
注目のコメント
IMFが算出する円/ドルの公平な水準、購買力平価は91.38です。154円台の円安は、69%もの円安です。購買力平価からの乖離率で見ると、戦後の記録は1995年の円高局面で51%でした。今の円安は法外と言えるレベルです。とはいえ、強い立場の米国は、物価の抑止絵が最優先課題で、そのためにはドル高のほうが都合が良い。円安の是正が必要であはあるものの、介入も効かないと想定されるから控えられているわけで、実効性のある手段はないと思います。日本経済は貿易収支が赤字で原油などエネルギー価格の上昇に対し経済がぜい弱です。円安を利用して輸出を増やすなど、自国経済の体質の強化こそ優先すべきです。TSMCの半導体工場やマイクロソフトのデータセンター誘致などもっと進めるべきです。
アベノミクス以前の円高是正なら金融緩和しさえすればよかったのですが、円安是正の金融引き締めは実体経済に悪影響ありますし、そもそも金融政策は為替をターゲットとしてないのでなかなか難しいです。