組織の課題と変革の方向性(2) 独自の価値観が生む問題 埼玉大学准教授 宇田川元一 - 日本経済新聞
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私の執筆する「やさしい経済学」の連載2回目です(全8回)。
今回は、どうして企業が機能不全に陥るのか、変革することが難しくなるのか、ということについて、フィリップ・セルズニックという組織論の古典の研究者を取り上げて解説しています。
セルズニックの主著の一つに、『組織とリーダーシップ(Leadership in administration)』という著作があるのですが、これが出版されたのは1957年のことです。
とても古い本ながら、今なお今日の組織の抱える適応のパラドクス(一度、環境適応をした組織は、それ故に環境変化に適応できなくなっていく問題)を支える重要な理論を提供していると思います。