なぜディズニーはミッキーの著作権を延長しなかったのか…知的財産に厳しい態度を取るのをやめたワケ
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権利に厳しいディズニーが「著作権を更新しなかった」というニュースはめちゃ興味深いです。
どこまで厳しく管理しても「パクリ」は世界から無くならず、イタチごっこをするコストばかりかかってしまう。ならば著作権にこだわらないという戦略もあるのではという示唆。パクリが出たとしても「オリジナルの価値」は下がらないどころかむしろ高まるのでは?という指摘もこの記事はしています。
現状では著作権はパクリ防止の一定の抑止力にはなっていると思いますが、生成AIでどんなデザインも作れてしまう時代になる中で、「クリエイティブの価値とは何か」について考えさせられます。
ーーーー(抜粋)
コピーに対抗しようと作り手が法律に頼る場合、法律の施行は往々にして非生産的になる。レコード業界はここ何年も大学生をたびたび訴えてきた。その結果、不正ダウンロードこそ減ったものの、このような訴訟沙汰は当然ながら恨みや反感を買う。顧客を訴えるのはよいマーケティング戦略とは言い難い。
(略)
高級ブランドの偽物を買う人たちは、将来本物を買う潜在顧客との橋渡しをしていると言えるかもしれない。ある調査によると、高級ブランドの偽物を買った人の40%は、フェイクに飽き足らずにいずれ本物を買うという。別の調査によれば、偽物を容認することによって多くの高級ブランドの本物の価値は一段と高まるという。
注目のコメント
このタイトルだと著作権って延長できるの?と一瞬驚いてしまいました。
俗にミッキーマウス保護法と言われる著作権延長法がアメリカで制定されたのは随分昔の話で、ネズミ軍団によるロビー活動の結果。
国を動かしたのか、法律上延長できるのかはまったくレベルの違う話です(笑)