水原容疑者「俺は終わりだ」 胴元に告白、賭博損失60億円
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「俺は終わりだ」
極めて正しい認識です。
どうしてその判断力をもっと早く
発揮しなかったのだろう。
彼にはここから先ジタバタして
ほしくないし、メディアもここからは
過剰に騒ぎ立てないこと。
大谷さんが、試合に集中できる環境作りに、皆で協力していきましょう。【他人のお金が自分のモノになる】という瞬間
初めはちゃんと管理していたのでしょう。
それが、「ちょっとだけ…」と思った。
「すぐに返せば分からないし、なんなら増やせる」
と考えたのかもしれません。
大きな金額を見ているうちに感覚も狂っていった。
負けが混み借金が膨れ上がる度にますます感覚が狂い、通常では考えつかないことをしたりする。
今回の件とはそれますが、私も感覚がおかしくなった経験があります。
「クレジットカードのキャッシング」
初めは少しのつもりが、段々借入が増えていく。
一定額までなら、月々の返済額が変わらないからさらに借入が増える。
次第に貸付可能額が減っていくのだが、ここで奇妙な感覚に陥る。
その額が、あたかも自分の貯金残高のように思えてくるのです。
経験のない人からすると「そんなバカな」と笑うかもしれません。
それは正常な感覚だからだと思います。
しかし、そのような感覚になるのも事実です。
私はそのような話を以前から聞いていたので、その瞬間自分自身に愕然としました。
「こういう感覚になるのか」
と。
追い詰められると、通常では考えられない感覚に陥ってしまいます。それは事実です。
水原氏も、それまでの自分の常識から掛け離れた感覚に知らず知らずのうちに陥ってしまった。
しかし、気づいた時には、どうにもならなくなってしまった。
そんな感想を持ちました。ギャンブル依存症、莫大な資金を悪用できる環境といった、いくつかの条件が重なり、水原氏は人生を狂わせました。氏が大谷選手の活躍に大いに貢献してきたという事実や、大谷選手の気持ちを考えると、やるせない思いがします。
人間は弱い生き物です。だからこそ、こういうことが起こらないよう、きちんとした二重三重のガバナンス体制を築くことが必要になります。
海外で生活した方は分かると思いますが、言葉が通じない中で暮らしていくことはめちゃくちゃ大変です。口座開設にも同席し、生活全般をサポートしていたのであれば、水原氏はログイン情報も把握していたでしょうし、振込の際の銀行からの連絡先を、自分にしていれば、大谷選手に知られずに犯行を繰り返すことは可能です。
私は、当初から番組でもそう言っていたので、むしろこれまで、特に米国で「本人が知らずに多額の送金ができるわけない」とか、「大谷選手はMLB追放の可能性がある」とか、事実もルールも無視して、勝手な憶測で名誉を傷つける発言をする方が多いことに驚いていました。
また一般的に、純粋な不正アクセスであれば本人無過失の場合は銀行が補償する可能性がありますが、「身近な人にアクセスされる余地を作った」ことは過失と認定される可能性が高く、補償もされないとなると、大谷選手の金銭的損失は莫大です。
信頼する人だからと言ってすべてを任せてはいけない、ガバナンス体制の構築の必要性、ネット社会の落とし穴、ギャンブル依存症の怖さ・治療の重要性等々、多くの教訓をもたらしています。