モルガンS株急落、富裕層の資産運用部門を米当局が精査との報道
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私の古巣でもあるモルガン・スタンレーは、2008年の世界金融危機の最中に、ゴールドマン・サックスとともに投資銀行から金融持株会社(銀行)にライセンスの切り替えを認められ、2012年にはシティグループから傘下のスミス・バーニーを買収するなど、個人資産運用部門に軸足をおいた金融グループになっています。それゆえ、今回のような報道を受けて1日で時価総額が1.5兆円(21.75兆円の7%)も吹っ飛ぶという事態が起きている訳です。
3月にNewspicksの特集で、「コンプラ」を扱ったもの(下記リンク)がありますが、金融機関における最大のコンプラ違反の一つは、マネロン対策の不備。
法人相手の金融取引ではインサイダー取引などがよく取り沙汰されますが、個人相手の金融ビジネスでは、マネロン対策が甘いと、下手をすると会社が傾きかねない事態になる、というリスクを認識させられる出来事です。
これは、モルガンのような老舗でもフィンテックのスタートアップも同じ、toCの金融事業に携わるすべての経営者は、これを機に自社の身の回りを再点検すべきかも知れません。
【完全図解】今こそ知りたい「コンプライアンス」大全
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