FRB、バランスシートの縮小ペース減速へ準備 月間ほぼ半分に
AI要約(β版試験運用中)
- 1FRBがバランスシートの縮小ペースを大幅に減速する準備を進めていることが分かった
- 2月間の縮小ペースを約半分に減らし、国債の縮小ペースを調整し、MBSの縮小ペースに上限を設けることで実現を目指す
- 3金融機関の準備金水準を考慮し、バランスシートの縮小はあと1年は続く見通し
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今回の議事要旨の前半には、本テーマに関する最初の具体的な議論が記載されています。
超過準備がまだ高水準であるにも拘らず、現時点で議論を開始する主因は、記事が指摘するように、前回局面で短期金利の乱高下を招いたことのトラウマですが、今回はFRBが提供するリバースレポの利用動向に関する不透明性も要因となっているようです。
技術的に悩ましいのは、モーゲージ金利が高止まりしている結果、MBSの期前償還がFOMCによる以前の想定ほどに進まない点であり、最終的にSOMAによる保有資産の大半を米国債にする目標を達成するためには、MBSの市場売却といった手段も考慮せざるを得ない可能性があることです。