【超簡単】怒りを鎮める「最も」簡単な方法が発見された
NewsPicks編集部
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名古屋大学の研究グループが、客観的なエビデンスに基づいた「最も」簡単な怒りの鎮め方を発見したと発表しました。
それは「怒り」の内容を紙に書いて捨てるだけ。なんとも手軽な方法で、誰でも今日から実践できそうです。
そして実は、よく似た「儀式」が古来から行われている例もあるようです。
愛知県清須市にある日吉神社では、苦しみや、悲しみ、恨みなど捨てたいと思っている感情を「はきだし皿」という皿に封じ込め、境内の所定の場所で割るという習わしがあります。感情のわだかまりや執着を祓い清めるのが目的とのことです。
思いをモノに重ね合わせることを、認知科学では「プロジェクション(投射)」と呼ぶそうですが、私たち人間は、こうした心の働きを経験的に知っていたのかもしれません。「怒りを書き出す」、そして「捨てる」という対処法をとるにしてもそうでなくても、自分の感情をコントロールをするためには、“主観的”にではなく、冷静に“客観的”に物事を捉えることが大事です。
自分の解釈で「なぜそんなことを言われるのか理解できない」などと怒っていても何も解決せず、相手の立場に立って見方を変えてみたり、第三者のアドバイスを取り入れたり、まずは自分とは違う考えを積極的に“受け入れる”ことで初めて、感情のコントロールが上手にできるようになっていくと思います。書いて捨てることで発動するデスノートの怒り版みたいな感覚ですかね。
書くことで余計に脳に刷り込まれそうな印象でしたが、吐き出すという行為で逆に発散するのでしょうか。何事も溜め込むなということなのかもしれません。
戦争や無益な争いも、こういう概念でなくならないかなぁ…、とか思ってしまいます。